◆そっかー、そういうエンジン作戦か。
ベルギーGP決勝
なんかいろいろゴタゴタしていたけど、メルセデス的には最高の週末だったのかもしれないと思った。ハミルトンが新しいエンジンを手に入れるために、ペナルティを食らうことになっていることは知っていたけど、1つのレースで3つのエンジンを手に入れてしまうというような、恐ろしい早業ができるとは思っていなかったため、結構面食らった。私としてはハミルトンがエンジンのことでペナルティを受けるレースが3レースくらいあるんじゃないかと勝手に思っていたので。そっか、1つのレースだけで3つのエンジンを手に入れることもできるんだって、素直にびっくりしてしまった。
そして、今回、そのペナルティを受けてもなお、表彰台にあがってしまったことに、ハミルトンの運を感じた。運としかいいようがない。オープニングラップで、フェスルタッペンとベッテルとライコネンが接触するというようなそんなことがあったり、マルドナドの事故があったりしたからこその表彰台だ。さすがにレッドフラッグになったときは、ハミルトンが2位まで上がってくるのかもしれないと思ってしまったほどだった。
ロズベルグは自分の仕事をきっちりこなした。ミスもしなかったし、ペースもきっちりみせていたし、何事もないことがこのレースの大切なことだったから、それを果たしたにも関わらず、なぜに、表彰台でブーイング?? なんだかベルギーのお客さんの反応が本当にわからないなぁ。ハミルトンが表彰台に乗ったことは、たしかにファンタスティックだったから歓声が大きいのもわかったけど、ロスベルグがあなたたちのフェルスタッペンに関わったこともなかったし、そう、なにも関わってはなかったのに、なぜに…。完全にヒールになってしまったのかと、悲しくなるばかり。
でも、今回のフェルスタッペンの走りはあまり感心できるものではなかったなぁ。無茶できるのは若いときだけだとは思うけど、ライコネンに対してのブロックはやりすぎでしかないし、あれが称賛される走りだとも思えなかった。たしかにオーバーテイクしにくいドライバーだとは思うけど、それは何するかわからないからとも言える。危ういドライビングであることはたしかだろうなぁ。才能あるドライバーなのだから、もうちょっと丸くなっていくことを願います。
チャンピオン争いは、次戦からがまた本番。ハミルトンには運もあるけど、だけど、また波がこっちに来ることもあるから、手繰り寄せるのみ。