◆孫子兵法大伝 第10話から第35話。

 見終わりました。
 兵法がタイトルについているわりには、決して戦術を見せるドラマではないのでそれには注意が必要です。兵法は戦わずして勝つという基本のため、その神髄を理解していないものだと、平和には利用されないということが言いたかったようです。そのため、こういうドラマの作りなのだと理解しています。
 人間ドラマとして、漪羅と孫武の心の交流が図られるまでにかなりの時間を要しました。そして、孫武の呉での立ち位置もどんどん変わっていきます。闔閭が死去する前から孫武は平和主義になっていましたから、戦いらしい戦いは前半で描かれただけでした。そのあとは人間模様が描かれています。孫武の父子は最後までわかりあえませんでした。
 個人的には季札様がいったい何歳なんだろうと疑問に思っています。他の登場人文がどんどん老けていくのに、季札様の容姿はまったく変わることがなく、いったいどうなっているんだろう。もしかして仙人?と思うほどです。
 そんなに期待せずに見始めましたが、意外に面白かった~。日本語吹き替えでまったり見ていたのがよかったのかも。