ソチオリンピック 女子フリー。

 あんな表情、初めてみました。やりきったからこその涙。くしゃっとゆがめた表情が笑顔に変わったときに、この場所がオリンピックであることの意味を感じました。
 昨日のショートから、今日のフリーで気持ちを切り替えるのは非常に難しかったと思います。それでも、本番にしっかり合わせてきたところが真央さんの強さです。最初の3Aが着氷して、その瞬間に私は泣きだしてしまいました。真央さんが4年間追及してきた3A。この舞台で成功させたことが本当にうれしくて、ぎりぎりのタイミングで神様も微笑んでくれた気がして、涙がとまりませんでした。
 そして、私が見たくてたまらなかった3F-3Lo。あまりに軽やかでびっくりしました。真央さんの3−3、すごく好きなのです。柔らかさがあって他の人の滑りにはないところがあると思っています。次は3Lz。スピンはいつもよりちょっとだけ安定にかけたかなと思ったのですが、しっかりと。後半に入って、2A-3T。ここに来たらいつもの真央さんだと思えるようになりました。3S、このジャンプが一番どきどきだったのですが、すごくきれいに決まりました。3F-2Lo-2Lo軽やかに、3Loは力強く。そして怒涛のステップ。このステップが好きすぎる。真央さんのこれまでの努力が押し寄せてくるように感じられました。そしてそのままスパイラル。
 ずっと泣き続けていたのですが、点数をみて142点だったので、また号泣(でも、150点はいくと思っていたので、少し不満でした)。そのあとも泣き続けて、あまりに落ち着かないので、他の真央さんファンと気持ちを分かち合いたくて、すごくひさしぶりにmixiにも書き込みしました。たくさんの真央さんファンのうれしい言葉に包まれて、喜びの余韻が大きくなっていきました。
 この感動はきっともう味わえない一度きりのものでしょう。この瞬間を共有できたことを本当にうれしく思いました。ソチオリンピック、嫌いになりそうだったけど、好きなオリンピックになりそうです。
 さいごに。真央さんが大好きだ。もう、ほんとに大好きだ。