◆フィギュアスケートというスポーツ。

 羽生結弦さんの中国杯でのアクシデントを受けて、すぐに日記を書こうと思ったのですが、何をどう書いていいかわからず、今になってようやく書けるようになりました。
 羽生さんがぶつかった瞬間をテレビでみていたわけではなく、ぶつかったあと、頭に大きな包帯をして6分間練習をしている彼がテレビを点けたら目に入ってきました。何があったのか、ネットで調べればすぐにわかること。羽生さんが試合にでるのか、出ても大丈夫なのか、ただ、私も混乱しました。
 あの状況であの演技をして、4回転をとんで、5回転んでも起き上がって、キスアンドクライで待っていたこと、そして、大粒の涙がこぼれたこと、ものすごく心が乱れました。感動したというより、とにかく不安だったのです。これからもスケートを続けられるのか、羽生さんが目指しているのところはどこなのか、わからなくて、だけど、とにかくあの状況でもリンクに上がりたかったという羽生さんの強い意思に、心が揺さぶられました。
 スケートにはケガがつきまといます。真央さんも腰痛を抱えておられましたし、ソトニコワちゃんもケガで欠場しています。羽生さんにとってのスケート人生、もっともっと長くて素敵なものになるはずなので、あまり無理はせず、ゆっくり私たちに見せてくれてもいいんだよと伝えたいのです。だから、無理をせずに身体を一番に考えてほしいのです。