◆カスピアン王子の角笛。

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [DVD]

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [DVD]

 いまごろになって、ナルニア国物語を見てみようという気になって、第2章の「カスピアン王子の角笛」を借りてきました。第1章の「ライオンと魔女」はテレビ放送で見て、想像していたよりもとても面白い作品に仕上がっていたので、第2章も期待してみました。
 ナルニア国物語を読んだのは、私が中学生の頃。中学校の図書館で見つけて、あまりに面白すぎて貪るように読んだ記憶があります。最終巻である「さいごの戦い」の本だけが棚になくって、図書館中を探し回ったら、別の棚に入っているのを見つけて、どきどきしながら読んだのでした。だけど、あまりに月日が経ちすぎていて、まったく、すっかりストーリーを覚えていないので、ものすごく新鮮な気持ちで見ることができました。
 滅んだと思われていたナルニア国が、再度、国として立ち上がるまでのお話です。主人公は4人兄弟+カスピアン王子。戦い中心の展開なので、うわぁと思うほど戦いのシーンが続きます。アスラン最強すぎて、アスラン呼んだら形勢が逆転しすぎじゃないかと思いますが、そうでもないと勝目もないしね。映像的に見ると「指輪物語」と同じように木が動いて、それが援軍になったりしていて、この作品だけみると似通った部分はたくさんあるように思います(まったく違った方向性だとは思いますが)。
 ナルニアの良さは引き際の良さ。感傷に酔いしれずにきちんと自分たちの世界に戻っていくことのできる強さがありますよ。
 児童書の映像化ということでは、他にも見てみたいものがありますが、やっぱり有名どころじゃないとシリーズ作品は映像化はできないんだろうなぁ。「ライラの冒険」も3部作が全部映像化されたらよかったのですが、残念なことに1作だけになってしまいましたし。ナルニアも最後まで映画化し続けてほしいです。