◆伝説の黒水仙。

- 出版社/メーカー: マクザム
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: DVD
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このドラマの目新しさというと、騎馬シーンの多さかと思いますが、それは前半だけ。最初は馬と駆け巡るシーンや馬上での対決などがあったので、いままでの作品との違いがあって面白かったのですが、完全に中だるみ。
師匠が死んでからの白馬山荘でのやりとりから、技の習得、その間の公主のお父さん探しや宿でのいざこざなど、本筋とどうでもいいことに長い時間を割いたために、完全に中だるみしてしまい、ラストもあまり盛り上がらないままになってしまいました。だいたい顔が似ている朱兄貴と馬義父の二人も必要だったのか?とか、黒水仙があんなにもてはやされていたのに、途中から全然出て来ず、いきなり最後だけ人形になって登場するとか、いろいろ中途半端な感じがします。映像にしても「ここはものすごくCGです!」という箇所がたくさんあって、ちょっと白けます。
いまいちなのは、女性陣もかな。小微もわがままなで人の言うことに振り回されているだけで、あまりいい子に思えませんし、玉観音も他の作品の美人よりはちょっといまいちなので、私の中で盛り上がりませんでした。なんといっても、主人公と小微が愛し合っているという設定すら、説得力がない。二人のいいシーンが序盤にあんまりないにも関わらず、次に逢ったときには愛し合っているということになっていて、それほどまでの想いだったのかな?と疑問に思ってしまうのです。武侠版ロミオとジュリエットという謳い文句でしたが、そんなロマンチックさを感じられませんでした。結末も見えている感じでしたしね…。
技も金鯉がついていて、なんだか強そうに見えない技だったです。空中で変なポーズで止まるシーンが多かったし。男性陣は結構かっこいい感じだったので、もっと技がかっこよければ良かったのに。最後まで見たけれど、この作品はいまいちだったかな。