シンガポールGP。

 いつもながらに豪華なシンガポールGP。予選のときからベッテル1人だけ、異次元だなと思っていたのですが、決勝ではもっと異次元だった。スタートの1周目からすでに後続がついてこれない状況で、中盤に至っては、ニコ・ロズベルグのアンラッキーもあって、1周2秒も差がついてしまった。最後の最後まで余裕で勝利。ベッテルはここまでくると止められない存在なんだなぁと思ってしまいましたよ。
 ニコ・ロズベルグフロントロースタート。スタートではベッテルを脅かすこともできたのですが、そのあとはどんどん離されていきました。それでも、3番手のアロンソとの差も広がっていったので、久しぶりの表彰台を期待していたのですが、そんなときにSCが。本当にタイミングとしてはイヤなときに入ったなぁと思ったのですよ。タイヤ交換を行わなかったのが、レッドブルメルセデスの4台という中で、後半は抜きにくいところを抜いていなかければならず、最大限に順位は取り戻したものの4位でした。あのまま行っていれば2位も見えていたので、残念だった…。ウェーバーのマシントラブルにも救われた順位ではありましたが、アロンソライコネンに前を行かれたのは、見ていてもやもやしました。
 ここ数戦みていて思ったのは、ハミルトンの方がオーバーテイクはうまいのかもしれないなぁということ。スタイルが違う二人なので、比べるのもどうなのかと思いますが、意外にハミルトンの方がすんなり追い抜いているときが多くて、ロズベルグはそのあたりどうなんだろう?と思ってしまったわけなのです。
 まだ、今年も残りがあるので、あと1回は表彰台、しかも優勝してほしいと思ってしまいます。ベッテルを越えて頂点に立つのは難しいのかもしれませんが、チャンスがあればものにしてほしい!