イタリアGP。

 高速モンツァフェラーリの聖地なのですが、今回はレッドブルベッテルが本当に速かった。速すぎて画面にあまり映らないくらいだった。最初の数周はあまり差もなく、いろんなところでのバトルが見られたのですが、どんどんギャップを築いていったベッテルはあまりにも危なげなく勝利。チャンピオンシップのポイントも独走。ここまでくると、ベッテル以外の選択肢が考えられないくらいです。
 アロンソとマッサもいいスピードでした。さすが、フェラーリはこのサーキットに合わせてきているなと思えました。そして、なんといっても、ヒュルケンベルグ。予選もよかったけど、決勝もここまでがんばれるとは思わなかったな。
 ヒュルケンベルグにつきあわされてしまった、ニコ・ロズベルグは6位でした。すごく接近するところまではいくのですが、抜けない。なぜなんだろう。どうも抜くポイントのところで、ザウバーのマシンは速かったらしい。ラップタイムがいい感じで刻めていただけに、もったいない気もしました。ハミルトンはマシントラブルが続いて、大変そうでした。チームラジオも聞こえなかったみたいで、ピットに入るタイミングも遅れてしまったり。それでも、最後の追い上げとオーバーテイクは見応えがありました。このコースであそこまで抜けるというのは、さすがハミルトンとしかいいようがない。コンストラクターズはフェラーリに2位を譲る結果になってしまいましたが、次の市街地コースではメルセデスのいいところがでるんじゃないかと思っているので、期待しています。
 それにしても、レッドブルウェーバーの後任がリカルドだとは! リカルドの走りをあまりちゃんとみたことがないので、なんともいいがたいんだけど、ベッテルとうまくやっていくのかな。フェラーリのマッサが残留するのか、もしくは後任はだれなのかもかなり気になるところ。ニコのフェラーリ入りも噂があったけど、もうちょっとメルセデスでがんばってほしいなぁ。