ドイツGP。

 気温が上昇するとメルセデスが停滞して、ロータスが上がってくる悲しい関係。
 ということで、予選トップのハミルトンもタイヤに苦しんでいい成績ではありませんでしたが、予選失敗してしまったロズベルグは入賞圏内と圏外をいったりきたりして、なんとかポイントをとれるところまでちょっと上昇しました。今回のレースのメルセデスは前半まったくいいところがなく、ずるずる後退していきました。しかし、ラストになるとなんだか速さを取り戻してきた! ハミルトンもばんばん前をうかがえるようになっていたし、ニコもソフトタイヤだったためもあってか、どんどん順位を上げてなんとか9位。SCが入ったことはあまりプラスになったとは思わないけれど、二人ともがポイントをとれたことでよしとしよう。
 優勝はベッテル。母国グランプリだったので、優勝した後の喜び方が半端なかった。ライコネンの追い上げもすごかったけど、守り切りましたね。ロータスはさすが、ライコネンの最終スティントのタイヤ選択がソフトだとは思わなかったけれど、抜群のスピードでした。グロージャンもよかったし、ロータスの速さは半端なかったな。
 混乱もちらほら。ウェーバーのマシンから転がったタイヤでケガをしてしまったカメラマン、無人のマシンがコース上を転がっていく…、など。カメラマンの命に別状がなかったことはいい報告でしたが、あんなことがないようにピットも気を付けて作業してほしいものです。あのトラブル後にSCがあったにせよ、ウェーバーがあそこまでポジションを取り戻したのはすごかったけど。