ヨーロッパGP決勝。
なんかめちゃくちゃすごい結末。予選から誰がどうなるのかわからなかったけど、まさか、決勝当日にあんなにシャッフルされちゃうとは誰も思わなかっただろう。
そして、バレンシアでアロンソが優勝するってすごいことだなと思った。あんなに会場全体がアロンソを祝って、沸き立っているのを見ることができるとは思っていなかった。そして、3位表彰台のシューマッハ。今年のシューマッハの表彰台って、ちょっと難しいのかなと思っちゃったりしていたのだけれど、今回はミラクルもミラクルだったなぁ。3位であんなにうれしそうにしているシューマッハを見ることができて、なんだか幸せだった。彼もすごく大変な年を過ごしてきての今だし、今年は今年でメカニカルなトラブルが多発していたから、今回は余計にうれしかっただろうと思う。
それにしても、ベッテルのエンジントラブルもあまりに突然だったし、アロンソを追いかけていたグロージャンもいきなりトラブル。ハミルトンはマルドナドとの接触で2人ともダメに…って、まったく予想できない展開だった。前半はあまり動きがなくて、単調なレースだったけれど、抜きにくいバレンシアでもこんなにオーバーテイクが見られて、面白いだなんて思ってなかった。今年のF1は本当にミラクルだな。
ニコ・ロズベルグはスタート1周でかなり後方に下がってしまって、何があったんだろうという感じ。最初の周回で後方に下がるのは前回と同じだけれど、なにが原因なんだろう。暑い季節だとメルセデスのマシンはタイヤに厳しすぎるんだろうか。1ピット作戦を考えていたようで、かなり最初のスティントをひっぱっていたのだけれど、そこでSCが入ってしまったものだから、よくわからなくなってしまった。SC開けはシューマッハはとてもいい感じだったのに、ロズベルグは後退するばかりでどうしちゃったんだろうと思っていたけれど、タイヤチョイスのせいだったのだろうか。このあとシューマッハが表彰台に上ったことを考えると、もうちょっとどうにかならなかったのかなと思ってしまった。そのまま最後までいくのかと思っていたが、途中でピットに入ったみたいだ。中継来なかったからまったくわからなかったけど、急に後ろに下がったことがあったから、なぜなんだろうと思っていた。そのときにきっとピットに入ったんだろうな。
そのあとはかなりハイペースだった。バトンと15秒もあった差もあっという間に縮まって逆転。結局6位まで登ってこれたのだから、これ以上は望めなかっただろう。1ポイントとるのも難しいかなと思っていたときもあったので、ここできっちりポイントできたのは大きいと思う。それにファステストラップもとってたしね。なんだかうれしい。
なんだか本当に劇的な結末だったと思う。久々に2回見たくなるようなレースだった(後半だけ)。