三国志。
三国志 Three Kingdoms 後篇DVD-BOX (限定2万セット)
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: DVD
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1月から見始めたので10か月もかかってしまったけれど、見るときは一気に見て、見ない時はまったく見なくて、最後の10話くらいは見るのがつらくなってきていたんだけれど、見届けなければという思いだけで最終話にたどり着きました。
全部見たあとだと、どのあたりが面白かったかというと、やっぱり「赤壁対戦」とか「荊州争奪」のあたりということになってしまいますね〜。劉備、張飛、関羽、趙雲、孔明、曹操、周瑜が揃っていたときが最高に面白かったと言わざるを得ません。意外に序盤の呂布のあたりも面白かった。関羽様がお亡くなりになったあたりから、一人、また一人とこの世を去っていき、その悲しみは如何ばかりか…。嘆きでしばらく続きがみられないくらい。孔明が亡くなったときに、あぁもうすべてが終わっていくなぁと感じました。最終話はほとんど司馬懿の話だったのですが、このあたりは流し見というか、本当に能力のあるものはその能力を隠しながら生きてこそ、この乱世では生き残れたのだと思いつつ、最後の最後で「静しゅく」の正体がわかったのだが、あっさり見破っていてあんなふうに死に至らしめた司馬懿が怖すぎでした。三国志の世界では女性はほとんど駒のようだった…。
私なりの見どころを書いておきます。
- 「群雄割拠」呂布と貂蝉の恋。「連環の計」がうまくいくのかどうかハラハラ。
- 「中原遂鹿」関羽と曹操の微妙な関係。弱かったけれど、一貫していた劉備たち。
- 「赤壁対戦」孔明の妙略。周瑜と孔明の争い(一方的に周瑜がつかかっているように見えるが)。怖いくらいに強い関羽と張飛と趙雲。
- 「荊州争奪」異様なまでの周瑜の孔明への固執。そして、一方的にやられまくり。地盤を築きたいのに悩ましげな劉備。
- 「奸雄終命」龐統の献身。それまでなんとも思っていなかったのに、最後の最後で素晴らしい計を巡らせ、泣いてしまった。このあたりの曹操は人間味に溢れていて敵なのに好きになってしまう。
- 「天下三分」黄忠の献身。そんな老体でそんなにがんばるなんて! 五虎大将軍はどの人もすごく好きでした。馬超も好きだった。蜀の将軍たちはどの人も華があるように描かれていた。
- 「危急存亡」孔明VS司馬懿。五丈原は素晴らしい策略。奇門八卦がどんなものかもっと見たかった。永遠のライバルとはこの二人。司馬懿は魏だったからこそ力を発揮できたのだと思うが、味方の中の敵への対応が難しそう。対して孔明は比較的全員が仲がいい蜀漢なのでだまし討ちにも合わず、足も引っ張られず、結構やりたい放題。でも、関羽、張飛、趙雲といった凄すぎる将軍がいなくなった後であるので、なんだか戦略として核がない気がした。司馬懿は長生きできたところが勝因のような気がする。
主人公は前半は曹操、中盤ちょっと劉備、後半は孔明。とにかく曹操のインパクト大。こんなふうに描かれたら好きになってしまうよねぇ。曹操がいなくなってから、続きを見る気がおきなくなってしまった(関羽もいなくなっていたし)のだが、孔明の策略見たさに最後にたどり着きました。全体として面白かったです。特に、前半は止められない面白さ。