イタリアGP決勝。

 モンツァのレースが今年もやってきました。ティフォシさんたち熱い!!超満員!!赤い!!
 ベッテルレッドブルでこのレースを制したわけなのですが、この優勝、ものすごく重いものだそうです。チャンピオンシップという意味だけでなく、モンツァで勝つという意味として重いようなのです。レースとしてはベッテルにはまったく危なげはありませんでした。スタートでこそアロンソにトップを譲ってしまいましたが、リスタート後にトップを奪い返してからは、十分なタイム差を築いて悠々勝利という感じでした。レース後半にはファステストを狙ったかのようなラップもありましたし、気持ちいいドライビングだったのだと思われます。
 ただ、レースとしてはスタート直後のどこかからか飛んできたマシンに横っ腹あてられて、リタイアに陥る…という衝撃的な始まりで、ニコ・ロズベルグにとってはそれでおしまいでした。あっという間にレースが終わっちゃって私もつまらない…。あんな後方のマシンが芝を滑るように飛んでくるだなんて誰も予想できない。ロズベルグはプライムスタートだったので、戦略としてものすごく興味あったんですよね。この采配が吉と出るのかどうなのか、オプションタイヤの新品を2セット残していたから、後半ぐっと上がってくるんじゃないかという期待もしていたし。シューマッハのドライブを見るとメルセデスにも結構ポテンシャルがあったようなので、本当に最後まで走ってみせてほしかったなぁと思ってしまった。もらい事故だから仕方ないけど、残念すぎる。
 シューマッハとハミルトンのバトルはものすごかったなぁ。シューマッハのコース取りに対してロス・ブラウンが2度ほど注意していたけれど、ちょっとブロックが強すぎた感はあります。でも、ハミルトンも無茶に突っ込むことなくバトルしていたし、一度ハミルトンが抜いてからシューマッハが抜き返したあたりはさすがだなぁと思えました。バトンがあっさりシューマッハを抜いていったのには、あぜんとしたけれど。今回はシューマッハのテレビ映り度が半端なかった。でも、シューミー、まだまだバトルできるんだなぁってほんと改めてすごいと思っちゃったよ。
 リタイヤ続出でしたが高速でのバトルは見応えあった! 今回のレースは最初から最後まで飽きる時間がない見ていて楽しいレースでした。