ハンガリーGP決勝。

 2週続けて開催することをすかっと忘れていて、日曜日の夜になって気が付いて、慌てて予選をみて、決勝に臨みました。
 スタートは奇数列のけりだしがかなりよくて、微妙に乾いていたからなのでしょうか、どのマシンもいいポジションにつけました。ニコ・ロズベルグも4番手に浮上。しかし、オープニングラップから飛び出したり、リアタイヤを滑らせたりするマシン続出。抜きつ抜かれつになったけれど、フェラーリのマシンの挙動はなかなかに不安定。マッサがスピンしてかなり後退。10周ちょっとでタイヤ交換。このあたり、よくわからないのだが、メルセデスはかなりタイヤ交換を遅らせていたような気がする。やはり今回はマクラーレンがかなりよくて、ハミルトン、バトン、ベッテルの順。マクラーレンの速さは安定感もあってこのまま行ってしまいそう。
 中盤、なにもない時期でぼーっとし始めるとハイドフェルドのマシンから炎が!! ここ1,2年マシンが火を噴くという事態を見たことがなかったので、驚く。早く逃げたからいいもののニック自身もケガをしてしまいそうな勢いだった。これを契機としてタイヤ交換ラッシュ。しかし、まったく動かなかったメルセデス勢。ここでマッサに先行されてしまうロズベルグ。なぜ、交換が遅かったのかわからない。シューマッハがギアボックストラブルでリタイア。
 ピットストップ4回組と3回組が分かれ始めたのもこのあたり。40周目でプライムに早々に履き替えてそのまま残り周回を走りきってしまおうとしたマシンと、オプションでもう一度タイヤ交換をしようとしたマシンの2つの選択が。マッサは4回組でどうもロズベルグは3回組だったのだが、それにしてもロズベルグが50周近くまでタイヤを引っ張っていたのに疑問(オプションじゃなくて、プライムタイヤを履いていたので引っ張っていたらしい)。雨が落ち始めてレインタイヤをチョイスした3人は順位を落とすことになった。ロズベルグも、ウェーバーもハミルトンも。カケなんだから仕方ないんだけど、あのときにドライタイヤに履き替えて最後まで走っていたら、マッサの前に出ることができて6位だったんじゃないかなぁと思うと残念でならない(メルセデスの談話では7位を予想していたとのこと、マッサを抜くことはできなかったのかも)。
 ということで、200戦目をトップチェッカーで制したバトンが優勝。もってますね。バトン。ほんともってる。そして、優勝するときに必ずいるジェシカちゃん。彼女のあげまんぶりにはびっくりさせられるよ〜。これほどうれしい優勝はないんじゃないだろうか。記念すべきレースを優勝できるなんて。最終ラップから喜んでいたもんね。レインとドライが入り混じるようなこういうコンディションには滅法強いところを見せてくれました。ヘルメットの「頑張れ日本」の文字もうれしいし。素直におめでとうございます!!
 ベッテルがポイント上、かなり有利ですが、マクラーレンが追い上げてきた気がします。面白くなってきたぞ。
 メルセデスは相変わらず上位3チームには水をあけられたまま。しっかり7位をとらないといけないときに9位なことが悔しい。スタートではいいんだけど、そのあと続かないのが悲しいなぁ。夏休み明けのレース、少しでも上位に近づくことを望みます。