北欧モダン色の刺しゅうバック その1。

 昨年からの積み残しのバックがようやく完成!! 5、6月、まるまる2ヶ月ゆっくり作っていました。

きものバッグがほしい―下田直子のembroidery

きものバッグがほしい―下田直子のembroidery

 尊敬してやまない下田直子先生の本。この本を見たときに一番作りたいと思ったのがこのバックでした。着物だけじゃなく普段使いできそうで、しかも長く使っていけそうなデザインでした。そしてなによりこのバックの説明書きに「ビギナーでもOK」と書いてあったのが決め手でした。私でもできそう!と思ってしまったのです。それから何年経ってしまったのか、ようやく私も完成させることができました。

 まずは材料を揃えます。スウェーデン刺しゅうの道具は刺しゅう専門店で揃えることができました。裏地と表地もコットンなのでこのあたりは近所の手芸店で。パピーのアラビスは大阪に出掛けたときにユザワヤさんで発見。そして、このすべての材料の中で最後の最後までこれだと思うモノが見付からなかったのは、意外なものでした。この材料一覧写真を撮った段階では発見されていないため映っていません。ちなみに背景と化しているものは、底板です。かなり大きなものを購入したため、持って帰るのが大変でした。
 最後の最後まで探したのは『メタルボタン』でした! 革ひもの先についているボタンです。なくても出来上がるパーツではあるのですが、どうしても付けたくて探しました。いろいろなお店で探してもこれだと思うものが見付からなくて、最終手段で立ち寄った「タムラボタン」さんで、ものすっごく高いボタンを購入しました(id:nanayana:20090829)。この中の材料のどれよりも高いかもしれない…。本当にようやく揃った材料で作り始めました。 …が…。

 スウェーデン刺しゅうの生地は縦と横が明確です。私は縦横を誤って購入したため、横幅が足りなくなり、製作不可能に。途中まで刺してしまっていたので、それは別のものにお仕立てしました(id:nanayana:20091215)。気をとりなおして、もう一度スウェーデンクロスを買い直しました。で、刺し始め。
 一度図案を刺した経験があるので、かなりすいすいと進みました。糸がねじれないように刺すコツも少しづつ掴めてきたので、後半は早かったです。本には裏面は2本だけ刺しゅうと書いてあるのですが、私は表も裏も全面刺しゅうされているものが好きなので、迷わずに裏も全面刺しゅう。その分だけ時間がかかりましたが、満足できるものになりました。
本当に時間をかけて差し上げた生地をかばんに仕立てます。続きは明日。