2010年に向けて。

 先日のブリジストンの来季まででのF1からの撤退のニュースにも驚きましたが、今日はトヨタが今季限りでF1から撤退との発表。「えっ」と思わず、声をあげそうになりました。ショックの度合いからいくとHonda撤退のときの方が大きかったのですが、それでもトヨタ撤退も、ずんと来るニュースでした。今年の後半からなんとなーくそれとなーく、そういう気配がトヨタから漂っているのは知っていたので、そういうこともあるんだろうと思ってはいたのですが、それでも発表されるととても辛いです。
 小林さんのいい走りを見て、トヨタもまた新しいドライバーで新たなチャレンジをしてくださるといいなと思っていました。トヨタがF1に参戦して、7年。優勝はできませんでしたが、表彰台ではトヨタの姿を何度か拝見しました。特に今年の前半はトップ争いに加わっていて、優勝ということも現実味を帯びていました。とても残念です。今の会社の状態からみると仕方ないことだとはわかるのですが、いなくなってしまうのは淋しいです。
 Hondaがいなくなり、トヨタがいなくなり、ブリジストンもいない。日本人ドライバーも来季はシート確約されている方はおられないし、日本に関わるものが全部なくなってしまったら、なんだか、ちょっと空虚な気がしました。それでもF1を好きだし、応援する気持ちも変わりはないけれど、どこかで日本ががんばっているという証がほしいなと思うことも事実です。撤退した2つのメーカーさんが戻ってくることはあまり考えられないので、日本人ドライバーが走るところが見たいです。