ハーダンガー刺繍のブックカバー その2。
参考にした本では接着芯を縫いつける作り方だったのですが、手っ取り早く仕上げるために、裏地を縫いつける方法で作りました。ブックカバーは何度か作っているので、作り方のコツがちょっとだけわかってきました。まつり縫いで綴じ付ける方法もあるのですが、あまり綺麗に出来上がったことがないので、なるべくミシンの部分を多くしてみました。ハーダンガー刺繍用の布は縦糸と横糸が均等に走っているので、すごくほつれやすい生地だと思います。もたもた作業していると上からも横からも糸が出てきてしまって、おろおろしてしまいました。ささっと作ってしまうのがポイントかも。ほつれ止めのミシンをかけてもいいくらいです。
裏地はシンプルに生成の布で作りました。出来上がったら、そばにあった本でサイズが合っているかを確認。余裕をみて作ったつもりだったのですが、意外にもぴったりサイズ。そしてなんといっても重装。見た目にも豪華に見えるとは思いますが、重さもわりと感じられるブックカバーになりました。このカバーはハードカバー本にしか使えないかも。なんの本に使っても、豪華特装版の本に見えてしまうほど(?)の存在感が感じられます。
この作品を作ってみて、ハーダンガー刺繍の楽しさがわかりました。次は刺繍入りのかばんを作ろうと思っていたのですが、ハーダンガー刺繍自体を純粋に楽しみたいので、ドイリーを作ることにしました。30センチ角の小さめのものを作ってみます。刺繍をちくちく刺している時間は心が穏やかになって、私にはよい気分転換になっています。