のだめカンタービレ 第8話。

 今回のみどころはなんといっても、『お風呂でおぼれかける千秋』。あそこまで漫画っぽくしなくても!っと思うくらいに、典型的な溺れ方をしていたので、色気とか感じる間もなかったです。お風呂シーンだったのに、千秋センパイの目が怖かったことしか覚えていないなんて!
 今回の演奏の見所のブラームスは曲が途切れるように繋がっていたので、いまいち乗り切れませんでした。オケとしてはまとまりがあったのではないでしょうか。ブラームスよりもクロキンのピンクのオーボエ協奏曲の方がよかったかも。福士誠治さんが本当にオーボエを吹いていたのかどうかわかりませんが、素人目には吹いているように見えました。クラリネットはフルートやヴァイオリンと違って、一応、素人でも音は出るんですよね。綺麗かどうかは別にして音だけは出せるので、私も吹いてみたことがあります。地味目な楽器かもしれませんが、木管系の音は優しくて好きです。オーボエの良さが出ていて、そして何よりもとても楽しそうな音だったので、聴いていても楽しいです。
 のだめちゃんが催眠療法をしようかしまいか悩むシーンが好きだな。ちゃんと千秋先輩のこと考えて、でも、自分の恋を鑑みて、悩んでしまう。のだめちゃんも変態、変態言われているけど、ちゃんと女の子してるなぁって思えて、恋としてきちんと見ることができたシーンでした。ハート形の小物入れに時計を入れているのだめちゃんは恋の切なさに満ちてました。かわいいなぁ。だからこそ、その後の千秋先輩の飛行機嫌いを直すシーンも優しい気持ちで観られたかも。のだめちゃんの恋心を感じられたから、嘘みたいな催眠療法でも安らぎすら感じられました。
 さて、のだめちゃんのピアノ曲、そろそろ始動ですね。リスト好きなので、超絶技巧練習曲、楽しみにしてます。