ロード・オブ・ザ・リング 2つの塔

 テレビ放送を見ました。3部作を全部、映画館で拝見していたのですが、テレビ放送なのでしっかり見てしまいました。日本語吹き替えなので、新鮮な感じがしました。アラゴルンとかちょっとイメージも違う感じかな。スメアゴルは吹き替えの方があまり嫌らしさを感じなかったです。「プレシャス」の「シ」から「ス」の微妙な伸ばし具合がにとてもスメアゴルらしさを感じていたのです。字幕の「ひと」が「しと」になっているのも、そのあたりの微妙なニュアンスを感じさせます。ストーリーも映像も全部、見たはずなのに、今回の方がよりよくストーリーを理解できました(笑)映画館でみたときは、最初に見るときめきと驚きは感じられたのですが、いまいちストーリーの流れを楽しむまでいかなかったのです。今回はやと登場人物についてもきちんと押えられて、ちゃんと見れたという気がします。人間の国であるローハンとゴンドールがごっちゃになっていたので、よくわからなくなっていたのですよね…。アラゴルンアルウィンとの関係も挿入的に入ってくるので、いまいちどうなっているのか過去なのか未来なのか、現在なのか夢なのかがわからなかったのですが、やっとわかった!! 今、やっと感動が巡ってきました。遅すぎます(笑) ほんと、最初に見たときは「ハウル」のときも「スターウォーズ」のときもそうだったのですが、「ハウルのかっこよさ」、「ヨーダの機敏さ」そして「ガンダルフのかっこよさ」に全部、魅せられてすぎてしまったので、全部の記憶がそれだけになってしまったのです(笑) だって、かっこいいよねー。3部作通して見てもガンダルフが1番かっこいいと思うのです。杖ですよ。杖で闘ってあんなに強くて、真っ白な馬を駆り朝日を後光に駆け下りてくるなんて、素敵過ぎです。すてきなおじさま大好きです。個人的には灰色なガンダルフが好きです。白は眩しすぎるので…。
 「ロード・オブ・ザ・リング」も「指輪物語」を映画を見る前に全部読んでいたのですが、あの長くて暗くて重い原作をどう見せてくるのか、楽しみな反面、不安でもありましたが、文句なしの出来映に感動しました。3部通しての見せ方も一貫して、「友情」を中心に描いているので芯が感じられます。私の人生の中でも絶対記憶に残る作品です。3部作通して1番かっこいいのはガンダルフですが、1番おいしいところを持っていっているのはサムです。1人でこの物語の全部を語ってます。彼がいるからこそ、物語が締まっているし芯が通っているのですが、いまいちフロドは存在感が薄くて、毎回苦しそうです。未公開シーン満載の特別バージョンも公開されるなら、見に行きたいなぁと思ってます。ガンダルフが見たいので(笑)