フランスGP決勝。 

 F1フランスGP見ました。もう、最後の最後までハラハラする展開で、最後のどんでん返しも劇的だったので、もー満足しました。今年になってからF1を観戦し始めて、まだ4戦目なのですが、一戦一戦いろんなドラマが繰り広げられていてどんどん面白くなっていきます。
 佐藤琢磨さんは意外に早い時点でエンジントラブルに見舞われ、リタイヤされてしまったので、前半はもう、なんだかそこでぷしゅーっと空気が抜けたみたいになって、脱力感。あとは、トップのアロンソとミハエルがどういうふうに差を詰めていくのかを注目して見ていたのですが、いつのまにやらピット作戦でミハエルがトップに立っていて、このままこのGPもミハエルの勝利なんだろうなーって、中盤で思ってしまったわけですよ。あとはサイドバイサイドな3位争いが面白そうかなーくらいに思っていたのですが、でも、違った!ここからが昨日のフランスGPの面白いところでした。
 なんと!ミハエルが4ピット作戦らしい!!まじで?!4回もピットインするということはその間のロスタイム分、稼いでおかないといけないわけですよね。もう、そんなの無理だっと私は思ったのですが、でも、さっすがミハエル。魅せてくれました!すごいスピードでどんどんアロンソとのタイム差を伸ばしていき、4ピットに入るときにはもう余裕の差。ピットクルーも緊張するピットインだったと思うのですが、それも問題なくクリア。さすが、さっすが王者、ミハエルだからこそできる作戦だし、そしてそれをやり遂げてしまうのもすごい。表彰台であんなに喜ばしそうにされているミハエルも初めてみました。無邪気だ。でも、この作戦ってミハエルの走りがずっとあの高速を保てるという前提条件のもとでしか成り立たないものだったので、あのジャンプも頷けました。
 そして、なんといってもバリチェロの最後の押しですよ。それがねー、もうなんだかすっとするような抜き方で、しかもあんな最後の最後の土壇場で抜いて、表彰台!あんなふうに劇的なラストってこれまでに見たことなかったので、画面を見て騒いでしまいました。ちょっとしたミスが命取りになるし、その一瞬を見逃さずに攻めの姿勢でありつづけたバリチェロもさすが。F1ってまだまだ私の知らない楽しさがいろいろ詰まっているんだなぁってこれからも楽しみです。来週はBARホンダは母国グランプリになるので、エンジントラブルもなんとか克服して、今度は二人で表彰台を目指してほしいです。このごろ白煙が怖い私…。