◆さよならの朝に。

 泣ける映画ということで借りてみました。ファンタジーの中に、人と人とのかかわりがあり、そしてつながりがあり、より、わかりやすいような設定だったからこその後味かなと思いました。
 いつまでも少女のままの母。母だった存在は、いつか姉になり、恋人のようになり、そして、最後にはその死をみとることになる。
 だけど、いつでもその心にはその人がいて、自分のことのように大切に思う。
 さよならが決まっていたら、好きにならないか。そんなものではないのだろう。さよならが決まっているからこそ、今を大切に思い、その一瞬一瞬を大切にするのだろう。
 そうやって、毎日を織り上げていく。