◆四大名捕 その4。

 完結しました。44/44話。
 なんだかよくわからない秘伝書を隠したという谷への扉を開ける前に、離陌のお母さんを助けた。お母さんが離陌とほとんど同い年にしか見えない!氷に閉じ込められていると永遠の若さを保てるのか! そして、聖女の血と狼族の血でないと開けられない扉が、なんだか16年に1度の満月のときになってる?? え・・・? それじゃ、その日さえ過ぎれば16年安泰なわけだから、それまでなんとしても冷血と離陌が隠れていればよかったのでは??(笑)
 安世耿が中途半端に技を身に着け、四大名捕はあっという間に蹴散らされるのですが、姫瑶花が裏切ってなんとか凌いだ。このあとの姫瑶花と冷血とのシーンが長くてだれる。このシーンそんなにいるか?? 離陌が読心術の奥義を身に着け、安世耿に蝶舞の姿で揺さぶりをかけ、本体ではなく龍を攻撃することで安世耿に勝利。いや、最後まであんまり武侠じゃなかったな。
 しかも、最後の最後まで四大名捕のうちの3人がラブラブの限りをつくし、無情だけがひとりぼっちというとんでもなさ。いや・・・、なぜこうなった・・・、慕雪が死んでしまったのはなぜなんだ・・・。あまりにも無情の扱いがひどすぎる。氷漬けにされていた、如煙が最後に生き返って、まさかのハッピーエンドかと思っていたのだけど、それもなかったか。
 全体としては、武侠好きとしては中途半端な作品だったかなぁという印象です。