◆SHOCK 大阪公演。

f:id:nanayana:20170909124446j:plain ものすごく久しぶりにSHOCKを観劇していきました。しかも、初の地方公演! 劇場がどこにあるのかわからなくて、ちょっとウロウロしてしまったり、そんな中で見つけた座長の看板が一際輝いてみえたりしました。
 私が最後にSHOCKを観劇したのは2010年の2月公演のようなので、実に7年間のブランクで拝見したわけですよ。はい。
 ほんとにもう、別の舞台といっていいくらいに変わっていました。こんなに変わっているって思ってなかったから、びっくりです。共演者の方々も変わっていたり、歌もかわっていたし、舞台装置もと上げればきりがないです。それくらいの時間が経っていて、いまのこの公演になっているんだなぁって思いました。
 ものすごくよくなっているなぁと感じたのは、共演者の方の立ち位置がすごくわかりやすくなっていたこと。コウイチだけが正しいような感じを受けることが少なくとも少しはあった、以前のストーリーが、今回はそんなこと思いませんでした。ウチの中にも葛藤があって、それをぶつけあった楽屋シーンでの歌のナンバーが入っていたから、2人の心がわかったし、リカがコウイチが消えるとわかっていながら、真実を告げるシーンもリカとしての決断がよく見えました。カンパニーのみんなの想いや、支配人さんがリカのお母さんになっていたので、すごくどっしりとカンパニーを包みこむ愛も見えたし、コウイチにとって、頼れる存在があるということも見えました。だから、最後にみんながいるから走っていけたというコウイチの言葉がすんなり受け入れられて、すごくいいカンパニーだと本当に思えた。
 お互いに自分の素直な気持ちをぶつけあい、そして、尊重し合って、高めあっているということがわかったので、いろんなことが改めて見えてきました。
 それにしても、公演中、動きっぱなしの座長にすごいな~っという感嘆符しかでない。あんなにキレキレでダンスして、フライングして、階段から落ちて、殺陣して、一瞬もお休みがないような公演を、今日は2回公演でやるなんて、すごすぎです。これからの地方公演が毎日素敵な公演になりますように。
 初めての梅田芸術劇場。幕間の30分は外にでられないということなので、それがちょっと悲しい。帝劇のときはお散歩したりして、一幕から気持ちを切り替えたりしていたんですけど、今回はトイレ列に並んでいるだけで時間が終わってしまいました。ラダーフライングも2階に降りるってことはないみたいです。ちょっと遠いんだろうな、たぶん。舞台の裏側を見たあとなので、フライングのときは、あの後ろにいて、綱をひっぱっているであろう、スタッフさんたちの苦労を想像していました。舞台からは見えなくてもいろんなところで、いろんな方が働いて、そしてこの舞台を輝かせているんだと思うと、幕が上がって幕が下りるまでの時間は魔法の時間のよう。