◆見ごたえあり。

スペインGP決勝。

 今回の決勝はすごく見ごたえがありました。昨年もロズベルグとハミルトンのトップ争いはありましたが、直接対決みたいなものってそんなになかったし、昨年のスペインみたいにぶつかって双方リタイアというような展開しかなかったので、今回の直接対決にして、サイドバイサイドというのは興奮したな!
 スタートがよかったベッテルが第1、第2スティントとも有利だったのだけど、ハミルトンの作戦のカバーに入らなければならないということもあって、そんなにいいところに出られたわけではないから、バックマーカーの処理や、ボッタスの壁作戦で、かなりタイムロスをすることになってしまった。そして、なによりも、ハミルトンのソフトタイヤがそんなに垂れなかったことが一番の原因かも。終盤になってハミルトンのタイヤとベッテルのタイヤの違いから、もう一戦あるんじゃないかと思っていたのだけど、そこまで持ち込めなかったのが残念。
 今回はメルセデスのストラテジストの戦略がすごかったとしか。バーチャルセフティカーを用いてのアンダーカットなんて考えてもみなかったのだけど、ベッテルがカバーに入って、ピットから出てきたときには、もうすごく僅差になっていて、私はハミルトンに前に出られてしまったかなと思ったのだけど、ベッテルが前で、そのあと数周のバトルは本当にすごかった。異なるチームのワールドチャンピオン同志の戦いだったから、こんなふうに盛り上がれたのだと思う。
 あとはキミ・ライコネンファンの6歳の男の子がかなり写ってましたね。ライコネンがあんなにやさしい表情するなんて、思ってもみなかった。