◆上海・蘇州旅行 4日目(午前中)。

 旅行も後半、おでかけとしては最後の日になってしまいました。疲れはあまり溜まっていません。これも中国のお友達がアテンドしてくれているからかもしれないです。
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 ホテルの朝食。今回の旅で初めて、ホテル朝食を食べることになってますね。かなり豪華なので、食べ切れなかったです。中国の方は、日本よりかなりな量の朝食を食べるなぁって思いました。パンもあるけど、かぼちゃ入りのおかゆもあって、しかも水餃子までついてきちゃったりしてますから。これって、昼食か、夕食レベルの量ですよね。左上の炒め物が、私にはやっぱりちょっと油っぽい感じでした。
 朝食後はお友達の車で、蘇州市に向かいました。
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 最終日に行ったところはこんな感じ。蘇州市には、美しい庭園が4つあるのですが、そのうち2つと繁華街に行ってみました。蘇州としては定番コースな感じですが、移動が車なので、参考にはならないかもしれませんが。
 1時間かからないくらいで到着しました。まずはホテルに荷物を置きに行きました。私達のお部屋はもう準備ができていたので、早い時間にお部屋に入れました。f:id:nanayana:20170506095710j:plainf:id:nanayana:20170506095719j:plainf:id:nanayana:20170506223651j:plainf:id:nanayana:20170506223635j:plain
 今回の旅行の中では一番部屋が広くて綺麗なホテルでした。蘇州にお泊りを考えている方にはおすすめです。スコラーズホテルピンジャフー蘇州さんです。
 中国っぽいところが随所にありつつも、国外からくる方ように足元にスーツケースを広げるスペースがあったり、お風呂もすごく清潔だったので、今回の旅で初めて、お湯を貯めて足の疲れを癒すこともできました。水でできるお習字とかがあったり、中庭が結構しっかりした庭園だったので、散策もできました。
 お昼は荷物だけ置いて、すぐに観光へ。ホテルから一番近かった「獅子林」にやってきました。
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 最初の客間では、こんな感じにお出迎え。ここからしてなんというか、豪勢な感じがしますよね。
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 どーん。獅子林らしい、太湖石がこれでもかと! そして、この日は中国も休日なので、同じくらい人がこれでもかと! 観光地なので人はとても多いです。そして、この日は結構暑かった。
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 池の周りも全部、太湖石。この石、一つでも高いのに、こんなにあったら、どれくらいの財力使ったんだという感じなんですよね。
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 そして、そのすべてがこんなふうに、くねくねと迷路状の散策路ができているんです。アップダウンも激しいし、人がたくさんいるからすれ違いも難しいし。まぁ、本当にアスレチック状態でした。ほんのちょっとだけ散策するつもりだったんだけど、この太湖石の中に入ったら最後、もうどこまでもぐるぐる回らされて、自分でもどこにいるかわからなくなって、ようやく岩の迷路から出られるというような感じでした。なので、安易に散策してみようと思わないように(笑) 
 きっと、昔はこういうところを時間をかけてゆっくり巡って、散策自体を楽しんでいたんだろうと思います。庭だけを歩いていても、主人が毎日飽きないように。途中に休憩スペースもたくさんあったり、今日はこっちにしよう、明日はこっちにしようって感じだったのかなぁ。
 まぁ、結構、かなり、疲れました。でも、思い起こすと楽しかったという記憶しかないから不思議だなぁ。とにかく蘇州の他の庭とちがって、かなりアクティブな楽しみ方ができる庭だったと思います。
 獅子林というと、太湖石が一番有名ですが、他にも見どころはたくさん。
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 こんなふうに窓のガラスがステンドグラスふうになっていて、しかも、同じ柄の窓がなくて、すべて異なる柄なんです。結構、かわいいよね。
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 他にも回廊のしっくい部分の窓がこんな感じになっていたり。花瓶の模様。写真がこれだけしかないけど、どれ一つとして同じ模様がないくらい全部違ってました。
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 この屋根の反り具合も中国って感じですよね! どうやったらこんなふうにできるんだろう??
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 そして、出口近くにある、見事な薔薇の木! これがかなりの写真スポットなので、みなさん列をなして写真をとっていました。お花が咲いているし、幹がいい感じに曲がってもいるし、かなりフォトジェニックな雰囲気なんですよね。
 獅子林は期待以上に素敵なお庭でした。迷路に迷ってもいたし、結構時間もかかったけど、なんだかんだで満足度が高いお庭でした。
 次はそのとなりにある広大な庭、「拙政園」へ。獅子林から拙政園までの道にもいろいろ露店が並んでいました。さすが観光地。
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 さて、拙政園に到着。どーん。入口がこんな感じなんですよ。もう入口からして、これまでのお庭とは大きさが違いますよね。入ったところのウェルカムフラワー(?)もすごすぎるし。
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 いろんなものが大きいです。お決まりの太湖石もあるのですが、とにかくでっかいのがなにげなく配置されている。この財力、すさまじいものがある。
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 庭は本当に広大です。観光客もたくさんだったのですが、庭が広すぎるので、まばらに見えるくらい。池というかなんというか、ここまでくると灌漑用のため池と同じくらいあるんじゃないでしょうか。庭園の造りとしては、これまでに見てきたお庭と同じなのですが、ひとつひとつがとにかく大きい。3枚目の写真は船を模した建物なのですが、どう見ても家くらいの大きさがあるだろ!
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 人が多かったので、人が入らないように写真を撮るのが大変。この休憩スペースは下に川があって、降りていけるようになっていました。
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 ようやく人がいない奇跡の一枚。こういうジグザグした橋がいいアクセントになっていますよね。
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 そして、庭には必ずある盆栽ゾーン。拙政園の盆栽ゾーンはそれだけでかなりの広さでした。それに、どれも凝っていてすごい年月をかけて作られたものに違いないって雰囲気。日本の盆栽は小ぶりですが、中国の盆栽は2メートルとか3メートルとかあるので、もう立派な立木としか思えないものが鉢に入っていたりもしました。
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 拙政園の窓の中で一番のお気に入り。ブルーのガラスに光が入ってとってもいい雰囲気。このブルーと庭の緑のコントラストが素敵でした。
 まぁ、なんにせよ、人が多すぎて、ゆっくり見ていられる状況ではなかったので、もっと人が少ない朝方にゆったりとした気持ちで見るのがいいのかもしれないですね。