◆流れを取り戻したい。

ドイツGP

 今回も(「も」とは言いたくなかったが)スタートがあまりにもよくなかったロズベルグ。ハミルトンのスタートは普通だったと思うので、ロズベルグだけが悪かったということなんだろう。そのあとの戦略でなんとか順位を取り戻してほしかったけど、今回はロズベルグのとった選択が全部逆に出てしまったような気がする。
 最初のピットストップは、左リアタイヤの交換が遅くて、逆転できなかった。そして、スーパーソフトタイヤを選択したが、どちらかというと燃料が重いときはソフトタイヤの方がよかった。そして、フェルスタッペンを押し出してしまう、ブレーキ問題。前のハミルトンとぶつかったときのことを思い出してしまうような、そんなドライビングでした。あのやり方は一度問題になっているんだから、そういうふうに外に押し出すのはダメなんだって…。と私も思ってしまったから、やっぱりダメでした。5秒ストップペナルティ。
 そして最後のスティントはなぜかタイヤがソフトタイヤ。レッドブルの2台がいいペースだったので、ロスベルグが遅いのはなぜなんだろうと思っていたけど、タイヤ選択が違っていたんですね。これでは追いつきようがない。スーパーソフトのタイヤが残ってなかったんだろうか?? ハミルトンも同じ選択だったしなぜ? ということで、スタート時に落としてしまった順位を挽回できず、母国グランプリでしたが、表彰台に乗れないという悲しさ。ハミルトンのイギリスの熱狂的な表彰台がうらやましかったので、ニコにはドイツであんなふうに祝福してもらいたいなと思っていたけど、悲しい結果に。
 ここでへこたれず、夏休みを利用してもう一度立て直して、ハミルトンの独走を許さないようにしてほしい。やっぱり、レッドブルリンクで同士討ちした後から、流れが変わってしまったよね。なんだか数年前を思い出す…。ここで食らいついていかないと、前が開けないんだよ~!!
 スタートがうまくいっていても、ハミルトンの方がタイヤの使い方がよかった気がするので、トップは守れなかったかもと思ってしまいはするのですが、それでも、ハミルトンとの勝負が見たかったな。直接勝負しないで、負けてしまうことが本当に悲しい。7月はロズベルグにとっては辛い月になってしまった。