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◆宇宙からの歌声。

音楽と本

 サラ・ブライトマンの石川公演に行ってきました。サラが本多の森ホールで歌うということで、キャパが1700しかない小さな会場に、あの歌声が響き渡るかと思うと、行くしかないと思ってチケットをとりました。
 ふわぁ~、とにかく音楽に耳を澄ませて、音だけを堪能するそんな時間がすごせてよかったです。お客様たちもすごく息をつめて、聞き入っているのがわかりましたし、前半のフィナーレやオペラ座の怪人の曲のあとでは、スタンディングオーベーションされている方も多かったです。もう、素晴らしくて自然と拍手が満ち溢れている感じ。クラシックとコンサートの中間みたいなそんな感じでした。
 なんといってもオケがまるごと一個バックについているという豪華さ。そしてギターだけ別口。あとはマニュピレーターさんがまんなかにおられる不思議構成。たしかにここにはない楽器の音が聞こえたり(ドラムとか)、ここにいない3人目の人の声が聞こえたり(男性や女性のコーラス)していたので、オケと生歌だけではなく録音されている音も合わせて、全体をまとめていたのだと思います。
 日本語の歌から始まって、全部知っている曲ばかりだったから、サラのベスト版といった感じの選曲でした(後で思えば、来日記念盤のCDが発売されているようなので、その曲ばかりといえば、そうでした・笑)ゲストのテナー歌手マリオさんのソロがあったり、ピエ・イエスでカウンターテナーの男性とのハーモニーがあったり、ピアノとオーケストラのコラボがあったり、クラシックみたいな雰囲気のときもありました。アンコールでは指揮者の方がピアノを弾いて、サラがオケの指揮者をする演出も。最後の最後はクラシックと今の曲のクロスオーバーを得意とするサラらしく、「Running」で締めくくってくれました。オケの方も弓やバチでリズムとってくれてました。
 個人的に好きなのは、「スカボローフェア」と「ストレンジャー イン パラダイス」かな。なんとなくほっとする雰囲気を漂わせているから、落ち着きます。もちろん、サラにしか歌えない超音波並みの高音も好きなんですけどね。「クエスチョン オブ オナー」が好きなので、歌ってほしかったなぁ。
 ところで宇宙行きの計画はどうなったんだろう。ひそかに楽しみにしていたりしたんだけど。延期になってから、その後のお話がないから、とりやめなのかなぁ。宇宙からあの歌声が響くなんて、素敵じゃないですか。
 とにかく、贅沢に音に浸り、時間が経つのも忘れて、どこにいるのかも忘れて、とにかく耳だけになっているような、そんな時間でした。