◆友情、努力、勝利。

バクマン。DVD 通常版

バクマン。DVD 通常版

 ようやく「バクマン。」見れました! 漫画原作の映画作品はこのごろ評判がちょっと…なものがあったので、どきどきしてみましたが、そんな心配杞憂だった! 面白かった!
 原作とはかなり大きくストーリーは違っていましたが、焦点を一つのところに絞って、わかりやすくテンポよくまとめてあったなってそんな気がします。とにかく「友情、努力、勝利」なんですよ。そして、男同士に絞ってあったところもよかった点の一つです。小豆ちゃんのみでてきましたが、出番も控えめだったので、男同士感を損なうことなく、むしろマドンナ的な存在でよかったです。なんといっても、劇中の小畑先生による美麗な原稿のすごさよ…。このクオリティのものを高校生が書いているとすると、とんでもないなと思わせるほどの美しさ。そして、パッと見別の人が描いているようにみえるくらい幅の広い絵柄。線を引いているところのアップってどうやって撮っているんだろうなぁ。さすがに小畑先生ではないと思うんですけど、結構、慣れている人の手つきだったように思いました。Gペンはいいんだけど、カブラとか丸ペンは線を引くのが大変ですよね。
 神木隆之介さんがシュージンと聞いたときは、イメージと違うかなと思ったのですが、無邪気に佐藤健さんに抱きついていっている感じとか、目をきらっきらに輝かせて、夢を語っているところとか、シュージン役でよかったなぁって思いました。佐藤さんは20代後半ですから、高校生と言われても無理がかかってくるかなと思いましたが、神木さんの無邪気さで2人並んだときに高校生っぽさが出ていたと思います。
 他の手塚賞、漫画家さんたちも個性的で楽しい! 漫画業界、本当に大変だし、成功する人はほんの一握りですが、才能ってほんとにあるんだと、目の当りにすることができる業界でもあります。生まれ変わることができるなら、漫画編集者になりたいとひそかに思っていたりします(笑)