◆亡国のアキト 第5章。

「愛シキモノタチへ」

レンタル開始とともに、ツタヤディスカスさんの動画配信で見ました。最終話がとても気になっていたんですよ。でも、意外にすんなりした終わり方かなと思いました。
 聖ミカエル騎士団の総攻撃を受けて、城は陥落寸前。シンを愛するジャンヌはアポロンの馬車を操作するも、アヤノに諭されて戦意喪失。意外に一途な女の子だったんですね。まぁ、アシュラに全裸を見られても動じないだけの度胸はもっていたりしたんですが。シンとアキトが激しく戦って、これから見せ場だ!と心躍らせた瞬間に2機が喪失。私のどきどきも喪失。ここからいいところだというところで、止めないでほしいんだけど…。指令室に敵が突入して、レイラ以外のすべての人が撃ち殺されてしまうという衝撃の展開に。
 その瞬間になぜか過去に話はぶっとんで、(これでレイラのギアスが過去へのさかのぼり能力かと思ってしまいましたよね)、アキトとシンは異父兄弟であること、シンが実の父を殺したこと、そしてギアス持ちになったこと、時空の管理者がでてきて、なんだか説得に成功したらしく、時間は巻き戻ってレイラは指令室と仲間を守り抜いた。
 そして、狂ったようにアキトを殺そうとするシン。止めにいったレイラの足の遅いこと。結局、シンが向けた刃を受けたのはジャンヌだった。そんなジャンヌの思いを受け止めて倒れるシン。え…、シンって結局いい人設定?? あんなにむちゃくちゃしておいて、愛する人を殺すギアスという中途半端なものをもっていて、この狂った世界から、愛する人を救うために殺していたとか、そんなわけわからない理由が愛のわけないよね。と思いつつ、最後、アキトにとってはいいお兄ちゃんでいた映像でごまかされて終わりました。
 とんでもないところから、ぽーんと出てきたアシュラによってアシュラ隊は無事。このあたり一体、なんの能力なの。3か月後は老婆たちとの旅暮らしの光景。いちゃつく、レイラとアキト。意外にも二人とも死なずにハッピーエンドだった。それにしても、ギアス持ちのはずのレイラの能力がなんだったのか、まったくわからなかったし、ギアス能力発揮されていたのかな。どうも精神を共有するようなギアスだったみたいだけど。作戦にしても、戦闘にしてもあんまりレイラのすごさが感じられなかったのが残念。始まったときは、レイラとルルーシュとの戦略での戦いなのかなと思っていたので、そのあたりのすかっとする知略がみれなかったのは残念。
 時間がかかって完結しました。だけど、もうちょっと簡潔にストーリー展開できたような気もします。思わせぶりにルルーシュやスザクも登場させたのに、水を欲しがるばかりで出番皆無だったし、他にもいろいろと期待を持たせたわりには最後の盛り上がりに欠けたかも。でも、完結したし、部分的にときめくところもあった作品でした。