◆オーストラリア開幕戦。

 今年もF1が始まりました~! 今年は全21戦ということで、かなりの長丁場。パワーユニット的には5基使えるということなので、少し余裕もあるようなのですが、それにしても長いよね。今年のレギュレーション変更でF1が少しでも、面白くなってくれればいいなと思いつつ見ました。
 なんだかんだで、たった1戦しかしないことになってしまった、新しい予選方式。予選はいつも録画で確認する程度で、しかもQ3しか見てなかったのですが、今回、どんな感じになるのだろうとワクワクして、リアルタイムで見ました。いつもスルーするQ1の最初からしっかり見てしまった。そういう点では、この予選方式、面白いところもあったのですが、とにかくドキドキ感が前倒しになってしまって、チェッカーフラッグ間際の攻防も見られず、本当に尻切れトンボっぽい感じで終わってしまいました。残り時間があるのに、誰も周回してないっていうのは淋しいよね。そういうわけで、ドライバーからもファンからもチームからもダメだしを食らってしまい、新予選方式は1回限りになったのでした。まぁ、そういう予選もあったよねという話のネタにはなったかもしれないけど。
 そして、決勝。今回から無線ルールがまたもや変更されたらしく、あまり戦略的な(?)アドバイスができなくなってしまったらしいのですが、無線があんまり入ってこなくなったことくらいしかわからなかったなぁ。スタートの作業もドライバーに任されたこともあって、今回の決勝のスタートは面白いことにはなりました。ポールだったハミルトンのけりだしがものすごく悪くて、まぁ、ロズベルグもそんなに良くはなかったのです(チームとしては2人ともダメだったらしい)が、ベッテルがすごくいい位置でスタート直後にトップになり、1コーナーの攻防で、ライコネンが2位、ロズベルグが3位、ハミルトンは5位くらい?になりました。フェラーリファンとしては、ものすごくうれしかったと思うんですよ。開幕から優勝ということも十分にあったわけですしね。
 第1スティントの後半はやっぱりメルセデスの方がタイヤの持ちがよくなって、ライコネンロズベルグの間にはあまり差がない状況になり、しかも、アンダーカットにロズベルグが動いたため、あっさりライコネンが食われる形になりました。そして、ベッテルがタイヤを履き替えて出てきたときには、かなり接近戦にもなりました。ハミルトンは後続にずっと抑えられていたため、1ストップを狙ってミディアムに履き替え。そんなときに、アロンソのショッキングな映像。マシンが大破! でもアロンソはそのあと元気に手を振って、ファンに応えていたのでほっとしました。事故の映像はかなりショッキングだった。マシン飛んでたし。事故の影響でレッドフラッグになり、レースは中断。ここで大きく流れが変わりました。
 ここでロズベルグもミディアムをチョイスし、このあとのピットストップはなし、トップのベッテルは新品のソフト。タイヤの違いはあっても、ロズベルグは3秒ギャップでついていってしまったため、ベッテルがピットストップした時点でロズベルグがトップになりました。そのあとはハミルトンとベッテルの攻防もあったのだけれど、結局はメルセデスの1-2。ロズベルグが開幕戦から優勝!という、今年最高のスタートになりました~! たしかに予選ではハミルトンにかなり負けていたし、今回の優勝も運によるところもあったのですが、スタートでハミルトンの前をとれたというのは大きいことだったと思います。レースペースだけだと、今回はフェラーリよりもメルセデスが優位だったみたいですしね。なんにせよ、幸先はいい! 
 ハースが開幕戦からポイントをとってきたり、マクラーレンが意外にも上位にあがってこなかったり、あれ?と思うこともありましたが、今年は去年よりメルセデスフェラーリの争いは激化しそうだなぁと思いましたし、中盤グループの戦いも激しそうです。タイヤ選択もいろいろあると思うので、思いがけない展開も期待しています。開幕戦からいろいろ面白かったので、ぜひぜひ、フジテレビNEXTを契約していただいて、F1をライブで楽しみましょう!