◆最高のポディウム。

メキシコGP

 先週とは正反対になんて素敵な朝。朝早く起きてリアルタイムで見たかいがあったと心から思えるレースでした。ニコ・ロズベルグは予選からとてもいい走りでしたし、鬼門のスタートもしっかり決めて、1周目トップを維持しました。本当にここが勝負どころだと思っていたので、しっかり決まってよかった! このあとはオプション側のときはそんなに危なげなく、トップを守っていたと思います。
 ピットに入ってプライムに履き替えてから、少しずつハミルトンが接近するようになりヒヤヒヤ。でも、ブレーキの温度の関係で長くは1秒以内にとどまってはいられない状況だったので、しっかり前をキープできました。プライムで2回目のピットストップ。ニコはすんなりだったけど、ハミルトンは無線でその必要性を何度か聞いていたため、2周遅れでのタイヤ交換となりました。そのあとに、SC。こんなに接近してしまって、しかもタイヤ交換が微妙にずれたので、ハミルトンに抜かれないかほんとに心配でした。前回もこのあとのワンミスで優勝を逃すことになってしまったし、ここが正念場と思ってみていました。たしかにミスはありました、ヒヤっとしました。でも、なんとか持ちこたえてくれたので、このままフィニッシュ。
 そして、表彰台はとてもすごいものでした。このコースの特徴であるスタジアムゾーンの中心でニコが手を振っていて、しかもニココールが起こるなんて! 昨年はブーイングを浴びたレースもあったことを思い起こせば、なんて幸せなことなんだろうと思えました。このあとメキシコ色の紙ふぶきも舞って、ほんとうにファンタスティック!な空間でした。ニコ自身が最高の表彰台だったと語ったように、ニコファンである私にとっても最高のポディウムでした。この景色を見ることができて、本当に、今年もニコを応援してきてよかったなと思いました。ハミルトンにかなりしてやられた今年でしたが、この景色1つで全部帳消しです。最高~!!
 ベッテルが早々にいなくなってしまったのが残念。ベッテルとの戦いも見たかったです。というわけで、ニコが2位に浮上。このままブラジルでもいいレースになりますように!