◆勝つことを考えないと守れもしない。

ハンガリーGP。

 これまでニコ・ロズベルグがどんなにナーバスになろうと、結構な批判を解説の方から受けようと、私は応援してきましたが、今日のこのレースに関してだけは、ニコの決定に納得できないし、自分からレースの勝利を掴みにいく気がないとしか思えませんでした。
 だから、最後にインシデントに繋がって、結果、ハミルトンより悪い順位になってしまった。ニコの気持ちが前向きではなかったと、私にも思えたので、そんな気持ちの人がワールドチャンピオンになれるとは思わない。あんなにいいマシンを頂いているのに、ドライバーが前向きじゃなかったら、どうするんですか。どうしていつもどおりにクールに戦略的にいけなかったのか、悔しくて悔しくて仕方ないので、本当にしばらく、ロズベルグを応援するのをやめようかと思うくらいです。
 第2スティントにプライムを履いてきたときに、これは最終スティントにかけて、前を狙う作戦なんだと思っていました。だから、プライムでどんどんフェラーリとの差がついていっても我慢だと思っていた。だけど、絶妙なタイミングでSCが入ったにも関わらず、どうしてそこでプライム選択?! ソフト一択しかないはずです。だからこその我慢の第2スティントじゃなかったの? それがわからない。レース距離を考えても十分いけたはずだし、バーチャルではあってもSCが入っていたのだから、タイヤを長持ちできたはず。ここでハミルトンへの守りになってしまったロズベルグの選択を悲しく思います。
 そのあとレッドブルの2台においかけられるはめになり、ソフトを履いていれば、ベッテルを交わして悠々優勝できたレースだったと思うからこそ、悔しくて。ハミルトンがバタバタしているレースだったからこそ、きっちり決めてほしかった。そして、それができなかった。ハミルトンとのポイント差が開いて、ベッテルに詰められて、なにやってんだか。今年のチャンピオンはないと、応援している私でさえも思ってしまった。今日のレースで失望した人は多かったはず。しっかりしてください。ホントにチャンピオンになりたいんだよね? それが見えないよ。本当に最悪な夏休みの入り方なので、これから一カ月、む~っとし続けます。
 うれしいことと言えば、アロンソが5位、バドンが9位でダブル入賞。マクラーレンの巻き返しなるか!