◆意外にSCなし。

カナダGP決勝。

 カナダは録画でみました。第2スティントは、ハミルトンとニコ・ロズベルグが1.4秒間隔だったので、なにか起こってくれないかとかなり期待したのですが、難しかったです。
 今回の解説とか、いろんなところのコメントとかで、ニコはセカンドドライバーの名をほしいままにしてしまっていて、かなり悲しいです。浜島さんにも、ニコは答えられないようなことを無線で聞きがちだとか、考え過ぎてナーバスになっているとか言われてしまって、でも、仕方ないよねと思ったりするんですよね。ハミルトンになにもしなかったら、勝てないのはわかっているわけで、考え過ぎてあっても、なにかしなくちゃいけないと思ってしまうと思うんですよ。まぁ、ナーバスなあたりが、チャンピオンにはふさわしくないとか、そういう感じに思われるのかもしれないですが、それはそれでいいと思っているので、あんまり批判ばっかりは悲しいです。まぁ、ロズベルグにがんばってほしいという、みんなの期待の現れだと思っておきます。
 今回はカナダなわりにはSCもなく、スタート直後の乱れもなく、波乱ないレースでした。あまりにも安定していたので、つまらなかったとも言えます(笑)。しかも、ブレーキだとか燃料だとか、タイヤだとかいろんなものに気を使っているから、バトルらしいものもなかったし。あ、これはニコを批判しているわけじゃなくて、そういう制約がなかったら、もっといろいろあったと思うんですよね。ニコにしても最終10周で仕掛けたけど、ハミルトンにもそれに応じる余裕があったということなので、ずばっと抜けるようなものでなければ、同じチーム同士だし、そこまでやる意味はないし(昨年の二の舞にはならないでほしいし)。
 同じチームだからこそ、節制あるバトルでなくてはならず、手の内もさらしていて難しいところです。でも、ここからの後半、なんとか上向きになっていってくれると信じています。ロズベルグ自身が言っているように予選トップでないと、ハミルトンと戦うことさえできないのが現状だとわかっています。だから、やるしかない。