◆伝説の黒服。

 黒服物語 最終回。
 意外にあっさりした終わり方だったかな。映像的にはすごいことだったのだと思うけれど、それがジュリエット(デリシャス?)の店内だけで、どんどん展開してしまったので、こじんまりした印象になってしまったのかも。
 原田については予想どおりだったのだけど、黒幕は副社長で、しかも銀龍会会長の隠し子って…、それってオーナーがちょっと調べればわかることなんじゃないだろうか、そんな経歴の持ち主を副社長として置くってどういうことなんだろう??
 それと、彰の対応の良さに、全国のキャストさんたちが感動して、デモ行進をするというのは、ちょっとありえないなぁと思ってしまった。ネットだけでそれだけの力がでるものかな。
 杏子の最終回の対応は、「さっすが杏子ママ」というような貫禄が感じられて、よかったと思います。そして、美樹は杏子に助けられたときに「仲間でしょ」という言葉にいたく感動。このときの柏木由紀さんの表情がとてもよかった。すごくほっとしたというか、優しい表情になっていましたよね。これまで杏子を見る視線が意図的に厳しかったのですが、すっと力が抜けたような表情になっていたのが印象的でした。このシーンでクランクアップだったのだと、ラストの映像でわかりました。
 中島健人さんは最初から最後までまっすぐ目をみれる素直な印象でした。たくましさも身に着けつつ、それでもかわいらしさが残っていたところが、くすぐられました。ゆきりんもこのドラマで、すごく幅が広がったと思います。胸の谷間も太ももも結構露出していましたが、いやらしいというより健康的な感じがしたし、健気な演技や怒りなどいままでにない表情も見ることができました。これからもドラマに大人なドラマにチャレンジしていってほしいと思っています。