◆この世界に、あなたを見付けた。

 堂本剛さん出演のドラマ「プラトニック」第5話。
 とうとう母と青年が一線を越える展開に。なんて穏やかな寝顔なんだ。幸せそうすぎて何も言えない。
 今回はとにかく台詞が、もう詩のようで、話し言葉ではないよねと言う感じが、現実なんだか虚構なんだかわらなくさせました。「この世界に誰もいないのか」という問いに対して、お互いにたった一人の人を見付けた喜び、その剛さんの表情があまりにも安堵と幸せに満ちていて、これまた、何も言えない。
 このあとの二人が這いつくばって近づいていくシーンは、あえてあんなふうに動物のように、お互いの領域を確かめるように演出されているんだろうな。本能に向かっていくようなあの衝動が、ふたりの心の距離が一気になくなったことを思わせました。
 母親「声が聞こえたの」のあとの青年の台詞「なんて?」が今回の一番好きな台詞です。なんとなくあの甘えた感じというか、なんともいえないきゅんきゅん感があの台詞にはありました。
 さてさて、恋愛関係に陥ったこの2人の先には「死」が待ち受けているわけです。あと3話しかありませんが、どうなっていくんですか~。来週はなんとなく暴力的で、退廃的な感じさえ受ける印象の予告でした。どうして、海、どうして、首絞め?!