アブダビGP。

 今回も一人だけ、ベッテルだけ次元の違う走りになっていました。ほんと最初から速かった。最後には2位のウェーバーに30秒差もつけていたので、完勝だったと言えるでしょう。
 スタートは、ニコ・ロズベルグがとても良くて、ウェーバーを交わして2位になりました。ロズベルグのスタートがよかったのって、久しぶりに見たかも! グロージャンもコース取りがよくて上に上がってきました。そして、いつのまにかフェラーリの2台も。ライコネンはあっという間にリタイア。チームとうまくいっていないという話も聞きますし、本当にロータスでのドライビングが今回で最後なら淋しすぎる結果です。早々にレース場を後にする姿があまりにもライコネンらしすぎた。
 ピットストップのタイミングがかなりずれていたので、1ストップなのか2ストップなのか最後までわかりませんでした。ロズベルグはミディアムにしてからあまりペースが上がらず、ウェーバーに抜かれてしまって3位に。ハミルトンは熾烈なフェラーリ2台との戦いです。
 最終スティントになるとファステストラップの叩き合い! グロージャンウェーバーアロンソがどんどんタイムを更新していき、それに火がついたのか、我慢しきれなくなったベッテルまでが最速タイム! このあたりはタイミングモニターをみるのが楽しくて楽しくて仕方ない状態でした。ベッテルが最速を出したときに、「あぁ、やってしまったか!」って思いましたよ。ほんと。
 ハミルトンがアロンソに抜かれてしまいましたが、ロズベルグが3位に入ったので、メルセデスフェラーリにポイントリードを広げました! やったね! あと2戦なのですが、コンストラクターズの2位争いがとても熾烈なので、メルセデスの2人にはがんばってほしい! 今回ばかりはチーム内がゴタゴタしてないメルセデスであってよかったと思ってしまいました。ロータスはいわずもがなですが、フェラーリもマッサとの関係はちょっと微妙そうだし。
 ベッテルの両親がサーキットに来られていました。そして、今回もドーナツターン!罰金はベッテル自らが払うそうです…。