日本GP。

 思いもかけないことは、思いもかけないタイミングで起こるわけで、スタートの1周ですべてが終わった人もいれば、初めての表彰台を獲得した人もいる。結果って常にあるんだな。
 小林可夢偉さん! 鈴鹿での初表彰台、おめでとうございます!! 今季何度か表彰台のチャンスがあったのですが、いままでつかめてこなくて、ここ鈴鹿で表彰台というのは、さすがに運命的なものを感じます。ファンのみなさんの後押しもあったと思います。最後の最後間でジェンソン・バトンとの戦いを繰り広げて、勝ち取ったポディウムなので、喜びもひとしおだったことと思います。ザウバーにしてはあまりに早くタイヤ交換に入ってきたので、ここはきっちり順位がほしいのだとわかりました。後半祈っていたクルーの表情も真剣でした。今年はなんとなく表彰台に乗ってくれそうな気がしていましたが、やり遂げていただけて本当にうれしい。
 さて、最初の1周でニコ・ロズベルグがリタイアになってしまったので、テンションは大幅に下がりました。しかも、アロンソもリタイアって…。見ている方からすると結構なテンションダウンです。グロージャンは突っ込みすぎじゃないですか…、何度もペナルティになっていますよね…。
 SC開けがあまりに早くて、マーシャルさんたちのすごさを感じました。すごいぜ、鈴鹿のマーシャルさん。驚いたのはマッサが2位に飛び込んできたことくらいで、ベッテルは危なげなさすぎでした。最後の最後まで、あんなにピットから抑えて走れという無線が来ているのに、ファステストをどんどん出してしまうあたりベッテル、好きです。ほんとに鈴鹿のコースが好きなんだなぁ。そのことがすごく伝わってきて、うれしくなりました。鈴鹿では見納めのシューマッハはポイントには手が届かなかったですが、完走してくれてよかった。その走りが見れただけでファンの満足度も高まったと思います。
 個人的には来季からハミルトンがメルセデスに来ることが決まって、心中複雑。ハミルトン、あまりいい印象がないドライバー(特に昨年はマッサとやりあっていたので)なので、メルセデスのチームメイトとして応援していけるかなと今はもやもやしています。きっと来季始まっても同じもやもやのままだろうけど。メルセデスとしていい方向に進んでくれればいいな。ロズベルグも早く次の勝利が巡ってきますように。ザウバーメルセデスのチームポイントが迫ってきてしまったので、そろそろ頼みますよ…。