ブラジルGP決勝。

 録画しておいたもののなかなか見ることができなくて、1週間遅れで見ました。
 ウェーバーが今年初勝利。ベッテルはギアボックストラブルを抱えながらも、最後までマシンをもってきて2位フィニッシュ。途中のラジオを聴いていると、余裕があったようにさえ思えました。ファステストを出したときにすぐにチームからお叱りの無線が入っていたところはベッテルらしいと言わざるを得ません。3位はバトン。なんだかんだいって、安定している彼。最初よくなくても終盤のタイヤの使い方がよくて、上に上がってくることも多かったです。ピレリタイヤになってから、タイヤケアがうまい人が上位にくるだろうとは思っていました。そういう面ではバトンやベッテルアロンソがポイントをとれていたことは頷けます。ハミルトンは今日も含めて、マッサといろいろありすぎでした。無茶なドライビングも多くて、なにかやらかすのではないかといつも楽しみではあったのですが、チームからしたらたまったものではなかったでしょう。今回もギアボックストラブルでリタイアとかなり波が多い1年でした。
 ロズベルグはスタートがよくなくて、順位を下げ、そのあともスーティルと比べても速さがなかったので、7位にとどまれたことは良い結果だったのだと思います。メルセデスとしては今年は上位3チームとは大きく水をあけられていましたし、だからといって中盤以降のチームには負けないチカラはありました。なんだか中途半端だったかなと思います。ロズベルグの今年最高の瞬間といえば、1周か2周だったと思いますが、トップを走ったあの瞬間。すぐに抜かれましたけれど、なんだか気持ちよかった。来年以降は一瞬で終わることなく、チェッカーまでトップでいてほしいですし、念願の1勝を期待しています。
 ピレリタイヤになってF1のどきどきは増えた気がします。DRSもあったのでオーバーテイクも増えました。スチュアードの裁定に疑問が付くこともたくさんありましたが、おおむね納得できました。ベッテルがあまりにも強かったためチャンピオン争いが早々に決まってしまい、そういうところでデッドヒートが見られなかったのは残念です。来年はもっといろんなチーム、いろんなドライバーが優勝してどきどきさせてほしいなと思います。また、新しいドライバーも入ってくるでしょうし、キミ・ライコネンが復帰するのも楽しみです。トルコがなくなるらしいのは、かなり残念。バーレーンが開催されるのかとかいろいろ不安な要素もありますが、チームが切磋琢磨して、また新しいバトルを繰り広げてくれるといいなと思います。一年間お疲れ様でした。