中国GP決勝。

 先週のマレーシアGPについて、日記を書くのを忘れているうちに次のレースになってしまいました。マレーシアは最後の最後で目まぐるしく順位が変動して、わけわからなくなってしまいました。ニコ・ロズベルグが本当に苦しんでいたレースだったので、見るのがつらくなってしまうほどでした。ベッテル速いなーという印象しか残ってません。
 さて、今週。予選からいろいろ面白かったです。ウェーバーのQ1敗退はタイヤチョイスのためでしたが、ベッテルがポールなのに比べるとどうなんだと思うような順位。Q2残り2分での赤旗で、数珠つなぎになってしまったラストアタック。ロズベルグがぎりぎり滑り込んでくれてよかった。フェラーリとロズのタイム争いが熾烈でした。ベッテルだけ別次元のコースレコード…絶句。
 決勝はピットストップの回数の違いからいろんなところでバトルが繰り広げられて、2時間があっという間に過ぎていくような展開でした。スタートKARSを使ったものの馬力足りなさそうなベッテルをバトン、ハミルトンがパス。そのあとのピットストップでバトンが痛恨のガレージインのミス。最後の最後でタイヤがつらくなったベッテルをハミルトンがパスして、優勝はハミルトン。簡単に書けないほど、いろいろとバトルがあったので、本当に面白いレースでした。
 ロズベルグは3ストップ作戦をとっていて、最終スティントまで表彰台確実だと思われる、いいレースをしていました。リーダーだった周回もたくさんあったし、マシンの動きもよかったと思います。ただ、ガス欠しますよ〜という無線が入ってから、無理ができなくなった結果、ハミルトン、バトンに越されて後退し、最後はものすごい勢いのウェーバーにも越されて5位でした。表彰台にあがってほしかったなぁ。最後の最後までパワーが出せる状況だったら、もうちょっと違っていたのかな。もったいなくて、そして、全力のレースができないことに歯がゆさも感じます。メルセデスは今年はダメなのかもと思ってしまいましたが、意外にいけるのかなという気持ちにはなったレースでした。まだまだ不安定な部分もあるのですが、これからもがんばってほしい。
 タイヤの性能ががたっと落ちるところはピレリ仕様なんでしょうが、それにしてもタイヤにレース全体が動かされすぎのような気もしてます。あとはマッサ。白線越えてもペナルティが出ないのはなぜ??