小花刺しゅうのプルオーバー

 今年の妹の子供、ゆずちゃん(1歳)へのお年玉のプルオーバーです。

こどものニットワードローブ (Let’s Knit series)

こどものニットワードローブ (Let’s Knit series)

 参考にした本はこちら。この本に載っているものはどれもものすごくかわいくて、他にもいろいろ作りたいものがあります。ただ、この本、ちょっと難易度が高いものが多いので、初心者さんには勧められません。私もあまり上手ではないので、中級以降の方には十分作っていただけるものばかりだと思います。ちょっと根気のいるものが多そうです。本の掲載サイズが120センチ以上のものなので、1歳の子供に編むにはとりあえず大きすぎます(笑)なので、100センチバージョンにサイズを調整して作ってみました。なので、本のデザインどおりではなくて、変更した部分がたくさんあります。

 できあがり全体はこんな感じです。オレンジっぽいピンクの並太の毛糸がベースです。ひし形の模様が入っています。まずはこのベースを編み上げました。やっぱり模様が入っているものはきちんと編み図を描いてからでないと編めないので、まずは全体の編み図を書きます。この時間がもどかしいですが、これをしないと間違いも多くなりがちなので、この作業は大事だと思います。模様を覚えてしまうまでは、やり直しもたくさん。覚えてしまってからはどんどん編み進めることができました。しかも100センチサイズ。あっという間に編みあがってしまいます。後ろ見頃、前見頃、袖と編んでいって全部編みあがったのですが、前身頃をきつく編んでしまったために大きさが出来上がりサイズよりも小さくなってしまいました。前身頃だけほどいて、もう一度編み直し。

 さて、これからがこのプルオーバーの見せどころです。毛糸での小花刺しゅうを全面に入れます。バリオンローズのカタチが綺麗に作れるまでは、手探りでしたが慣れてきてからはかなり早くなりました。ローズを刺しゅうしてしまってから、それぞれに葉の緑を足していきます。この刺しゅうの作業がベースを編むよりも時間がかかりました。刺しゅうが終わったらとじます。閉じ終わったら裾の飾り編み。これはかぎ針に変えて編むのですが、結構な長さだったので、わりと時間をかけて足しました。プルオーバーの前の部分にボタンをつけてできあがり。
 できあがってみると、シンプルなベースに華やかな小花が映えるプルオーバーになりました。この刺しゅうの手間がもどかしいところでもありますが、ここをがんばることが出来栄えを変えるので楽しい時間でもあります。またちょっと自分のレベルを上げる作品を作り上げれたかなぁと思います。ゆずちゃんにはちょっと大きいかもしれませんが、来年まで来てもらえたらうれしいな。