ハンガリーGP決勝。

 リアルタイムで見ることができなかったので、録画で確認。Webで優勝者の氏名だけ見ちゃって、どきどきが失せてしまった。予選から超快調なベッテルフェラーリの2台、ウェーバーよりもかなり速いタイムだったため、スタートさえ決まればベッテルの優勝間違いなしだろうと思っていました。
 さて、スタート。ベッテルの動きだしがよく1位キープ。アロンソウェーバーの前に出て、ペトロフがハミルトンの前に奇数列のけり出しがかなりいい様子。ハミルトンはペトロフをパス。ベッテルは1周1秒ほどもアロンソとの間にマージンを築いていき、すでに独走態勢。14周目でバトンがピットインした直後に、リウッツィのフロントのパーツが落ちたためにSC導入。なだれ込むように入ってくるマシン。大混乱の最中にクビサがピットレーンでスーティルと接触。ニコ・ロズベルグのタイヤがきちんとしまっていなかったため、タイヤが転がっていき、ロズベルグもここでOut。こういうノーポイントはかなり痛いと思います。チームとして急いでいたにせよ、しっかり仕事しないといけない場面でできなかったということは大きいと思う。
 ウェーバーはそのままステイ。レース再開後、かなりいいペースで飛ばしており、アロンソとの差を広げていく。ここでベッテルが審議対象に。なぜ?と思っていたのだが、SC中に10車身以上前のマシンと間を開けてはいけないというルールに反したということだった。そういうルールもあるんだね。それからベッテルは飛ばしたもののドライブスルーペナルティで3位に後退。その間にハミルトンがリタイヤ。かなり大きいノーポイントレースとなった。ウェーバーは快調にとばして、タイヤ交換を行っても1位でコースに戻る。ベッテルアロンソに迫っていたが、抜くことまではできなかった。
 そして、最後の最後で問題に問題なシューマッハの行為。バリチェロとの10位争いで、本当に厳しすぎるというか、そんなのアリなの?!と思うくらいのラインをとってみせた。バリチェロは本当に生命の危機にさらされていたのだし、シューマッハはこれまでのレースでもあまりに厳しすぎるラインを取ることが多く、そのレーススタイルには疑問を感じてさえもいた。メルセデスは応援しているけど、シューマッハは応援できないような気持ちになってさえいた。10グリッド降格の処分を受けたが、事態はそれ以上に重いと思う。フェアなレースをしてほしい。以前のように王者の風格で走れないことくらいわかっていたと思う。だからシューマッハにはもっと違うところで、若手にはない良さを見せてほしいと思っていた。まだ、今年のレースは終わっていない。これからのレースでの走りが変わることを信じていたい。