封神演義。
- 出版社/メーカー: エスピーオー
- 発売日: 2010/01/01
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封神演義というと藤崎竜先生の漫画しか思い浮かばないのだが、漫画はかなりオリジナルストーリーだということを知った。ただ、ドラマ版も原作にいないキャラが登場しているということだし、なにが原作どおりなのかわからないところではあるが…。
まずは主人公、姜子牙。太公望じゃないんだ…。老人である。最初にいきなり人間と結婚したり、生き神様やったり、かなり冴えない。丞相になってからも仙人頼みの戦略を繰り広げる。武力はない。よくやられて霊薬で生き返っている。なんだか主人公らしくない、と思っていたら実際主人公ではないのかもと思った。
妲己。実際、主人公扱い。美女ファン・ビンビンが演じていることもあり、かなり妖艶。人の妲己の儚げなところと狐狸精の悪魔的な魅力が合わさってかなり悪女。悪女なんだけど、(実際上の)主人公ということもあってか伯邑考をけなげに思うシーンが数々出てくる。ラストも破格の扱い。他にも胡喜媚とか美女揃いである。趙公明の三姉妹もかなり美人。雲霄は最強だし。
黄飛虎。私のお気に入り。まっすぐ忠誠心に厚いしとにかくかっこいいパパ。前半は見せ場があったが、道士が入り乱れてからなかなか登場しなくなってしまった。楊戩、最後の最後で出てきたが期待を裏切らずイケメン系だった。
中盤の戦いではどちらか神の意思に背いている側なのかわからなくなるほど、あくどい戦法もたくさんあったし、強引に周が正義だと振りかざしている気がしてよくわからなくなるほど。そのあたりはあまり考えてはいけないのかもしれないが、聞仲の最後とかはさすがにやりすぎなのではと思ってしまった。最初から最後まで悪役なのは、申公豹。変な首を捻るクセまで加わって、とにかくイヤなヤツでした。
面白かったので、漫画も懐かしくて読み返してみたりしてしまいました。かなり以前に古本で買った小説も読んでみようかなぁと思うくらいです。久々に武侠ドラマを見て満足。