中国GP 決勝。

 かなりショックな感じで始まってしまった中国GP。先週までしっかり覚えていたのに、土曜日になったらすっかり失念していて、中国GPの予選を録画し忘れてしまいました…。どんな予選だったんだろう。ハミルトンが失敗したとか、ベッテルがすごくいい走りだったとか、解説の方が言っておられたけど、やっぱりF1は見ないとさっぱりわからない。文字だけではイメージできない。気を付けよう。そういえば、どうなるんだろう? ヨーロッパへの輸送って飛行機飛んでないよねぇ??
 ウェットコンディションでした。レーススタート直後からぽつぽつと雨が落ちてきて最初のタイヤ選択。ここがひとつの大きな分岐点になりました。
 スタートはアロンソがものすごくて、いきなりレッドブルをかわしてトップに。これはすごいな〜と思っていたら、フライングとのことで、この後ドライブスルーペナルティが。1周目でリウッツィが滑ったことによってブエミと小林がクラッシュ。そのままSC導入。SC中に落ちてきた雨に対応するべく、ピットに戻るマシン。ドライタイヤのままステイしたのが、ニコ・ロズベルグジェンソン・バトンクビサなど。結局、それほどひどい雨ではなかったため、ドライタイヤの方がタイムが良いという結果になり、タイヤ交換したマシンはドライタイヤに戻すために2度目のピットイン。このあたりから数々のオーバーテイクが見られるようになりました。速いマシンが後ろにいる場合、2台から一度に抜かれてしまったりすることも。ロータスは次々に抜かれる映像が続きました。
 ロズベルグはなんとかトップを守っていたのですが、オーバーランするミスでぐっと差を縮められて、とうとうバトンに抜かれてしまいました。マクラーレンはバトンもハミルトンもかなりマシンが今のコンディションに合っているらしくラップタイムが違います。ロズベルクはすごく苦労しているなぁということがマシンの挙動からも見てとれました。20周目くらいから強くなった雨で次々にレインタイヤに履き替え。そのあとオーバーテイクの際の接触で、アルグエルスアリのフロントから部品が落ちたことによって2度目のSC。これでいままでの貯金はゼロになり、アロンソのペナルティもなかったものになりました。
 辛いのはロズベルグ。折角築いた貯金なしです。ハミルトンがぐいぐい後ろから迫ってきて、サイドバイサイドで抜いて、また抜き返して。一旦、抜かれてからまたポジションを取り戻したのはかっこよかった! タイヤの摩耗が激しいということでハミルトンがピットイン。そのあと各車ピットインしましたが、ロズベルグがピットから出てきたときにはハミルトンが前。マクラーレンの2台がトップに。ハミルトンの勢いはそのまま止まらずに、バトンに迫っていくかと思われましたが、かなりタイヤに負担がきていたようで、残りの周回はそれほど差をつめずにクルーズしていました。3位ロズベルグとハミルトンの差は10秒。4位のアロンソがどんどん迫ってきて、かなり近くまできていました。ロズベルグの走りは本当に辛そうだったのですが、最後までポジションを守り抜きました。ということで、ひさしぶりのマクラーレンの1-2。ロスベルグは守り抜いた3位で連続表彰台!!
 喜ぶバトン。勝負服のピンクのシャツなお父さん。テレビカメラに映りまくりなジェシカさん。ジェシカさんがいるときのバトンはほんとに強いなぁ。雨の中のレースでしたが、タイヤを上手く使っていたバトンやアロンソは最後まで力強い走りでしたし、中盤無理をしたハミルトンは最後で辛そうでした。シューマッハが本当につらそうなレースでした。どんどん追い抜かれていって、ペトロフに抜かれたときはちょっと悲しい気持ちにもなってしまいました。ただペトロフはこの4戦目でいい走りを見せていたので、評価が変わりました。
 ハミルトンは今回もかなり強引にも抜いてみせたりして、ぐるぐるかき回していました。ベッテルとのピットでの出来事やウェバーとの接触もなんだかハミルトンらしいのですが、なんにもおとがめなしというのも疑問。ベッテルにも戒告が出るってなぜ? ピットレーン入り口でアロンソがマッサを追い抜いたのにも唖然としましたが。とにかくバタバタとして落ち着かないレースでした。ピットに入りすぎなマシン。6回入ったマシンもあるようです。クルーの方はお疲れだと思いますが、ヨーロッパには帰れず、次はどうなるんでしょう。さすがにレースはありますよね?