世界選手権女子SP。

 浅田真央さんの今シーズンラスト。オリンピック後のモチベーションがどうなのかなと思っていましたが、心配無用。今日の公式練習では、フランスのときに来ていた薄いブルーの衣装を着ておられたので、気分転換かなと思っていました。直前の6分間練習ではオリンピックと同じえんじ色の衣装でした。
 オリンピックのときの半端ない緊張に比べると、応援している私の緊張はそこまででもなく、どちらかというと落ち着いて応援することができました。最初の3A。飛んだ瞬間に大丈夫!と思えました。きっちり着氷。どちらかというと3Aよりもどきどきな3F。すっと流れるように着氷。もちろん2Aはイーグルからでばっちり。ジャンプはミスはありませんでした。スピンはレイバックスピンのレベルがどうかなぁと思ったのと、スパイラルの秒数が足りているかちょっと心配。でも、本当にすばらしい演技で、ミスなく、滑りきりました。真央さんの表情はちょっとだけ笑顔。オリンピックのように飛び跳ねることはありませんでしたが、とてもいい演技だったと思います。私の目にはどこにもミスなんてわかりませんでした。
 得点はもちろん70点台だろうと思っていましたが、68.08! 目を疑いました。え? 情報によると3Aがダウングレードされているとのこと。綺麗に降りているように見えたのに、どこまで厳しいのか。PSCも8点台がないし…。どうなってるのかな。ステップもとてもよく動いていて綺麗だったのに。あまりに毎回点数が動いてよくわからない。
 長洲未来さんはとてもスピードにのってノーミスの演技。とても楽しそうに滑っているのが印象的です。レイチェルも楽しそうだったし、アメリカ代表の2人は若いこともあって楽しそうでいいなぁ。安藤さんと鈴木さんの点数が伸びなくって、とても心配。鈴木さんは体調が悪いのかなぁ? 
 オリンピックとの連戦だとやっぱりいろんなことが大変なんだと思います。その中での真央さんの演技は本当に素晴らしかった。今、真央さんの本当にすごいところが出ているような気がします。点数じゃないところで、すごさを感じます。今回の世界選手権、見た感じの印象と点数がかなり離れて感じられるので、会場が静まりかえっているときが多いような気がしてなりません…。