concert tour J 東京ドーム31日。

 今年のツアーは東京ドームで。元旦に申し込みをしましたが、今回も見事に31日に振り替えになりました。いつか元旦が当たりますようにと思って、毎年応募します。31日はカウントダウンを控えた公演なので、東京ドームの周りはものすごい人です。今回もぎりぎりに会場入りしたので、列にはまったく並びませんでした。席についたのが30分ジャストというぴったりぶり。スタンド3塁側の下段でいくらかステージ寄りでした。はっきり表情まで肉眼で見えるほどではありませんでしたが、それでも、きらっきらなお二人を拝見できて、そして東京ドームの広さも感じることができて、楽しい時間でした。以下、ネタバレありです。MCは私の翻訳機がかかっていますので、多少おひれもついていることをご了承ください。
 ステージセットは中央にものすごい骨組みの大きなセットがあり左右に伸びています。バックステージは小さめだなぁと思っていたら、それにも理由がありました。中央のスケルトンステージが移動してくる場所になっています。今回はバンドさんたちが乗ったステージも移動! 左右にタワー型のリフトがあって、これが一番びっくりしました。中央のステージはどうみても画面が大きくて、その前に人がいるスペースがないので、どうなっているのかなと思っていましたが、これが素敵な演出でした。
「Secret Code」中央の半円形のビジョンがものすごく鮮やか。ビジョンが下に降りているときは、左右のビジョンと合わせて、ものすごく迫力のあるビジョンになります。そこにいままでのアルバムジャケットが映し出されていって、曲はじまり! どこから登場するのかなと思ったら、まさかのビジョンの上に剛さんが! 剛さんパートを歌い終わると暗転して、今度は光一さんが! また暗転して2人に! バンドさんの編曲もすごくかっこよくてコンサートでしか聴けないバージョンになっていました。途中でビジョンが上に上がって、リフターのお2人が下に降りてステージに。ビジョンが上がると後ろにものすごくでっかい「J」が鎮座してました。
「Destination」この曲もかっこいいイントロ。「銀色 暗号」キンキラな衣装でタワー型のリフトで移動。これがまさか動くとは思わなくてびっくりでした。タワーで登ったままそのままスタンド席を動いていきます。ここではわからなかったけど、カウントダウンの中継みたら、このリフトにもちゃんとモニターが付いてました。さすがだ。外周を廻るトロッコに乗り換え。3塁側は光一さん。「Harmony of December」バックステージに来たところで、ぶわわぁっと羽が舞いあがって、剛さんがそれを触るような仕草をしていたのが印象的でした。なんだかすごく色っぽかった。ラストのハーモニーが乱れた気がしたんだけど、やっぱり乱れていました。この後のMCで光一さんが話してくださいました。「Night+Flight」剛さんがトロッコで。さらりーと行ってしまいましたが、かっこよかった!
 MC。話し出す前に2人だけでなにかこそこそしていた。なにか仕込みがあるのかと思ったが、普通に挨拶で始まった。なんだったのかな。Jアルバムのお知らせに。「A」アルバムを出して、次はなにかと思っていたらそのまま「B」でと、「φ」を除くとJ(10)枚目のアルバムとのこと。めったに鳴らない光一さんの電話にジャニーさんから昨日電話が。光一さんのケイタイにはジャニーさんは「Mr.ジャニー」と表示される模様。「だれ?」というジャニーさんの声を期待してたけど、それはなしで。ジャニーさんは年末は紅白とか帝国劇場とかいろいろ忙しくて1人では足りないという愚痴を聴かされたのち、「J」アルバムの説明があれではわからないとダメだしされたとのこと。30日の公演に来ておられて、「Harmony of December」の羽根にまみれて、なにかセサミストリートのキャラクターのようになったらしい? 光一さんも実はさっき羽根が喉に入って、最後のハモリがちょっとおかしくなったとのこと。気のせいではなかったんだ。
 話の途中で、剛さんが飲んでいたコーラをちょっと床にこぼしてしまって慌てていると、光一さんはそれを床に拡げるように足で伸ばしていて、驚く剛さん。「コーラは滑りどめになる」「砂糖が入っているから?」「ブロードウェイでは滑り止めにコーラをまく」らしい。剛さんは以前に番組で、床に落ちた硝子の破片がひざに刺さったまま「Distance」を踊ったことがあるとのことで、そのあとお医者さんでもなぜそんなことになったのか問いつめられたとか。なんだかものすごい。アイドルってそんなに?! 剛さんのケイン・コスギのモノマネに続いて、光一さんが谷村新司さんのモノマネをして、本当に初めて、光一さんのモノマネが似ている!と思った瞬間でした。モノマネが上手くなっているかもと剛さんはいっておられましたが、本当に上手くなっている気がします。このままモノマネのできるアイドルになっていくのか…??(笑) 男性のお客さんに「ここにいる」みたいなことを叫んでもらっていて、結構多かったです。男性のお客さま。今回は本当にそう感じました。
 「宝石をちりばめて」「walk on…」衣装チェンジして、ダンス有り。かっこいいなぁ。このあたりはじっくり見ました。「深紅の花」中央移動ステージでバックに移動。バンドのみなさんも動いたことに驚く。「I will」中央ステージにコーラスの4人とおふたり。コーラスがとても綺麗。「Missing」中央ステージに戻りました。ラストにわらわらっと冬の服装をした子供たちが左右から出てきて、ものすごい数のジャニーズさんたちがステージ上に。見たことないちっちゃい子でいっぱいになりました。最後の決めポーズから動かないちびっこ達に、このあとkinkiのお二人がちょっかいを出しました。
 光一さんがニット帽を目の上までずらしたり、剛さんがだっこしちゃったり。年を聞いて7歳と答えた子にお父さんの年を聞くと「30歳くらい!」と曖昧な答えが返ってきて、会場がざわついたため「僕の子ではない!」と光一さんが否定。「自分の子をステージに出していたらひく」と剛さん。米花さんに年齢を聞いて「27歳!」、マイクを持ってステージを走って駆け上がって、建さんにも聞きにいって「60歳!」還暦なんだなぁとまた思い出しました。孫くらいの年ですねという話も。
 今年について振り返ることに。剛さんは奈良の大仏の真下に連れて行ってもらったことをひねりだしましたが、まったくその話に興味のない光一さん。それにいらっときた剛さんが嫁の話を聞かない旦那さんのショートコント(?)を披露。会場からはわかるわかるというような相づちが。そして、いつも光一さんの相対性理論の話を聞いてあげているということになり、今日はそれはあとで楽屋で剛さんが聴くので、今日はステージ上ではなしということになりました。甲斐甲斐しい剛さん。光一さんの今年は仕事で鈴鹿に行ったことと、ミハエル・シューマッハが復帰することと、犬を飼ったことらしい。ミハエルについては光一さんがどう思っているのかすごく気になっていたので、コメント聴けてうれしかった。うれしそうだったように思いました。でもやっぱりフェラーリですか?メルセデス応援しないですか?どうなんですか?ちょっと率直に聴きたかった。パンちゃんはおしりをぶりんぶりん振って、振り向くのがなんとも宇宙一かわいいらしい。なんだか、政権交代の話になって、剛さんが麻生総理大臣に逢ったというお話に。麻生総理の奥様が狭い廊下で「硝子の少年」を踊りながら、「硝子の少年」の子でしょう?と言ってくださったらしい。
 「光一さんの都市伝説」のお話から、隠し子が日本中にいるという話はあると剛さん。そういえば、剛さんには「鹿を飼っているらしい」という話もあったようで、春日大社の方から鹿をあげますという話もあったのだけれど、神の使いなのでダメらしい。でも、もし飼えたら来年のステージでは鹿の2頭立てで角をもって登場するとか! 光一さんは白馬の王子サマとして、かぼちゃパンツで白馬にまたがって登場するらしい。どんなコンサートになるのかわからない(笑) 鹿をステージに登場させるときには限定グッズとして鹿せんべいも発売するが、限定10個(かなりの激戦)。
 参拝の仕方について剛さんがレクチャー。初詣や寺と公共交通機関のタイアップから始まったという話には光一さんはまたもや興味なさげ。ツアー前のお払いのときに、先陣をきって綺麗な姿勢で参拝するとそのあとのみんなもきっちりするというお話や、2拍手を3回するのは許せないというお話も。もし、光一さんが108歳まで生きたら、剛さんが「タイヤ神社」に光一さんを祭るそうです。交通安全の神様! 舞踊の神様でもいいと言ってましたが、光一さんは絶対自分は早死しそうとコメントしてました。
 椅子を持ってきた「They武道」さんたちとトーク。剛さんが後輩さんに面白い挨拶をするようにとか、ドラえもんの替え歌で面白いことを言うとかハードルが高いものだから、すっかり困っている様子。結局は普通の挨拶でもいいということになったのですが、それでもモノマネや替え歌も披露されました。もちろん米花さん、屋良さん、町田さんも。屋良さんはひさしぶりに拝見したら、ものすごく変わったなぁって思いました。なんだか別人みたいに男っぽくなってました。They武道さんたちは初めて拝見しましたが、かっこよかった〜。
 光一さんは静電気で鬼太郎のように髪が一本ぴんっと立っていて、会場のみんながビジョンに映る光一さんの頭をみて笑ってました。本人はわからなくて、くるくるモニターの方に廻っていたのですが、本当にぴんと立っているんですよ。もう。そのあと移動ステージとの間の溝に足をとられた光一さん。よろっとしているのを剛さんが助けにいったり。一度では靴がとれなくって、ものすごくチカラをいれて靴を出すくらい挟まっていたみたいです。その後ももう一度くらいはその溝に挟まっていた光一さん。多少、わざと溝にはまろうとしていたような気がするのは気のせいでしょうか(笑)
 そのまま座って歌います。「つばさ -little wing-」「足音」やっぱりこの曲は歌詞がものすごくいいなぁって思ってしまった。こうやって2人の生の声で聴くとこの曲の良さがますます引き立つというか、シンプルだけどストレートで強くて、心に入ってきます。衣装チェンジ。「風のソネット」映像ものどかで広い海外の緑の映像。だけど、イントロはめちゃめちゃ和風。オープニングと同じようにビジョンが下で。
「硝子の少年」「愛されるより 愛したい」後半のダンスタイム!この流れで「雨のMelody」も踊ってくれると思ったのですが!踊りませんでした。ぐすん。ひさしぶりにあの足が見たいよ。サビのところの足。しかも剛さんの。中央ステージで移動。「スワンソング」会場のど真ん中で。みせつけてくれます。いろんなものをみせつけられちゃいます。一番見たかった間奏終わりの肩を触るフリはばっちり見えました! それが見たくて見たくてたまらなかったので、満足でした。天井に白鳥がレーザーで描き出されていました。そのまま中央ステージがもどっていく間に最後のご挨拶。もう一曲くらいあるかなと思いましたが、ステージが戻ると、そのままおわかれのご挨拶になって、いままでと違ったさらりとした終わり方でした。
 すぐにアンコール。「愛について」通常版を買ってない私は初めて聴く曲。歌詞がものすごく素直に率直でメロディもまっすぐで素敵な曲でした。「憂鬱と虹」左右に分かれて。この曲はほんとかわいいなぁ! 自然に身体が左右に揺れる感じ。剛さんがこっちに来てくれたので、じっくりみていました。ラストはものすごい勢いで走って戻ってました。銀テープが舞っていた。キラキラだ〜! カウントダウンもあるのでとテープのお持ち帰りを勧められました。最後のご挨拶。さらりと終わっちゃうなぁと思っていましたが、最後の最後でものすごくkinkiっぽく終わるのもいいんじゃないかということで、「あの娘はSo Fine」みんなでジャンプ! 楽しかった! 剛さんの「ほな、失礼します」の挨拶で終了。
 今回のコンサートはとてもシンプルでストレートな感じがしました。なんだかあっという間に終わってしまった気がします。もっともっと2人の歌声を聞いていたいなぁと思ってしまうほど居心地のいい空間でした。MCのまったーりした感じも含めて、kinkiさんだなぁと思うところがたくさんあって、そして今回はいままでにも増してビジョンの迫力がすごくて、そのあたりはまた違った一面だったりもしました。ダンスだけの時間があったりして、今回のアルバムの曲は踊りながら歌うような曲は少なかったのかもと、改めて思ったりしました。ものすごく歌を聴かせてくださる曲が多かったのかなって。久々の東京ドーム。やっぱり広くって、そこが東京ドームだなぁって思ったりしてしまいました。でも3階からでもお二人に声は届くし(何かの職業になるって光一さんは言ってましたけれど)、意外に近く感じられるのが不思議なところです。終わった後にもう1公演みたい!と本当に思いました。どんどん欲張りになってしまいます。本当に楽しい時間をありがとうございました。