ハーダンガー刺しゅうのドイリー白糸。

 7月〜9月上旬までゆっくり仕上げていたハーダンガー刺しゅうのドイリーが仕上がりました! 今回は秋にある地区の文化祭に出展する予定なので、ものすごく丁寧に仕上げたつもりです。展示会に来られた方が手にとって見て頂いても大丈夫なように、一つひとつがんばりました。

 ハーダンガーはいくつか作品を仕上げましたが、白は初めてでした。最後には白が一番いいと戻ってくるところと聞いていたので、どきどきしていました。生地の白に糸の白が溶け込んでしまうのかと思っていましたが、以外に際立っていて、失敗が目立つ白だと思いました。5月に練習用のドイリーでステッチは一度やっていたので、ステッチ自体に戸惑うことはありませんでしたが、それでも糸の処理の仕方や巻き方など、自分なりにやっている中でこうした方が綺麗に仕上がるのではないかというようなことが、いくつか見付かりました。途中で糸を巻く方向を変えてみたりして、見映えがよくなるように工夫しました。

 図案をみたときからわかっていましたが、周辺部分のレース状のところが大変でした。いつもどおりにウープンバーはとてもすいすい針が進むのに、次の作業になると遅々として進まず。なんとか毎日ここまでと決めてがんばりました。糸を切る作業だけは、絶対に間違うことができないので、慎重に慎重にやりました。そのためだけにしつけをもう一本増やして、切り間違えを防ぐように努めました。
 なんとか出来上がって今はほっとしています。このドイリーも36センチ×36センチなので、それほど大きくないのですが、私の今の状態ではこれくらいのサイズが精一杯です。同じパターンが繰り返されるおおきなテーブルセンターも作ってはみたいのですが、それはもうちょっと時間がとれるようになってからにしたいです。
 展示会の出品期限にも余裕で間に合って出来上がったので、よかった〜。展示会にはドイリーらしく、上に花が乗って展示される予定です。花とのバランスでどんなふうに見えるのか、私もとても楽しみです。私の役割は達せられたので、あとは花担当の方にお願いしたいと思います。