ハーランド地方のビンゲの帽子 その2。

 昨日に引き続き、帽子の製作日記。
 サイズの調整ができたら、ひさすらに編みます。ただただ編むだけです。あまりに集中しすぎて、5時間編みっぱなしだったりもしました。
 実はこの帽子本当に長い!帽子なのに体長85センチ。














 ←左側がその全貌。
 →右側が中に折り曲げたところ。
 その後、もう一度、裾の部分を折り返すと昨日の写真のようになります。



 ←一番下の水色の部分は本当は単色にしようと思っていたのですが、毛糸が足りなくなってしまい、急遽、赤を入れたもののまた足りなくなり、青も入れたためこんな具合に。帽子の中に折り返すので目立ちはしませんが…。
 しっかり編み込み模様を入れてある部分でも折り返しの中になってしまって、見えないところもあり、ちょっと残念。複数回折り返しているので、一番分厚いところは四重になっています。温かいですが、重量感もたっぷりです。帽子なのに毛糸玉8玉使っていて、ちょっとしたセーターくらいの毛糸が頭の上に乗っかっていることになります。
 
 やり直しは数え切れないくらいしました。模様が間違っているときもあれば、糸止めしないままに編み上げてしまい、あれ?糸止めは?と気が付いて10段以上ほどいてやりなおしたりと散々でした。最後の白と赤の市松模様の部分は、減目がわからなくなりかけた上に、毛糸まで足りなくなってしまいそうでした。実は間違ってもいるのですが、あまり目立たないのでそのままにしました。てっぺんのタッセルは今回初めて作ったのですが、上手くできてはいません。帽子を被ると首すじあたりにふらふらと下がっていて、それはそれで面白い効果になっています。
 とにかく完成できたことが一番よかった。被ってみたら思っていたよりも派手ではなかったのですが、やっぱりちょっと恥ずかしいかなぁ。大げさになってしまいそうなので、近場だけで被っておきます。本当に時間がかかって完成した帽子なので、大切にしたいです。そして、しばらく手芸はおやすみにします。自分におつかれさま。