ハーランド地方のビンゲの帽子 その1。

 やっとできた〜!! できたてほやほやの帽子です。できたという気持ちよりも疲れた! ほんと苦労しました。なにからなにまで問題だらけの帽子でしたが、お休みの間にできたことだけが救いです。
 

北欧のニットこものたち

北欧のニットこものたち

 デザインと編み図はこの本で。嶋田先生の作品は編み甲斐がある素敵なものが多いです。昨年に3色使いのミトンを作ったので、今年は帽子を作ってみました。この本の中で2番目に気になっていた編み込み模様のデザインです。この本には他にあと1つ作りたいものがあるのですが、それは来年にチャレンジしようと思います。今回の帽子が大作だったので、しばらく編み込みはおやすみで。
 
 完成写真はこんな感じです。全部が全部編み込みの帽子なので、かなり重量感もありますが、その分あったかいです。本当に寒いときにはこれくらいの帽子が必要なんだろうな。模様の1つひとつは毛糸は2色だけで構成されているので、編み込みとしてはそんなに難しい図案はありませんでした。ただ、ミトンと違って、帽子は大きかった。編む目数がすごく多かったので、最初はなかなか進まずやきもきしていました。後半は目数が減ってきたので、スピードアップできて、なんとか完成しました。最初の模様は5段編むのに2時間かかり、編み込みの醍醐味である模様が徐々にできていくという楽しみがあまり感じられないほどに、時間がかかっています。



 一番最初に苦労したのはサイズ合わせです。きつめに編んでしまうクセがあるので、意識的にゆったり編んでいたら、ゆったりしすぎて大きくなってしまい、やり直しました。この下側の大きな模様が40段くらいあるのですが、それを全部ほどいてやり直しました。これだけ編むのに5日はかかっていたので、それを全部ほどかないといけないのは泣く泣くでしたが仕方ないです。こんどはきつめに編んでみたところ、頭が入らないほどに小さくなってしまいました。これも全部ほどきました。3度目の正直で針の号数を1つ小さめにしてゆったりめに編んだところ、そこそこサイズどおりになったので、それで編み進めました。編んではほどいてを繰り返していたので、ほとんど進まずにイライラが募りました。
 ようやく編み進むことができるようになりましたが、すでに年は越えていました。年またぎで編むことになってしまった…。明日に続きます。