ただ、君を愛してる。

ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]

　ずっと観たいと思っていたのに、なかなか観られなかった作品。ようやく観れました。原作を読んでいたときには映画が公開されていたので、宮崎あおいさんの表情を自分の中でたくさん想像して読んでいました。映画でみた静流の姿は思っていた以上にかわいくて、天真爛漫で、表情のくるくる変わる素敵な女の子でした。自分の感情を隠すことなく、機嫌が悪くなったら悪くって、うれしかったらうれしい。はっきりと感情が表に出ている。だけど、誰よりも彼を観ていて、ほんの些細な仕草さえも目に焼き付けるほどに、いとおしい視線がそこにあります。
　キスシーンはやっぱりすごく綺麗だった。鳥の鳴き声と生きている緑色とうっすらと蒼い世界。始まりのキスで終わりのキスはふたりが唯一交わしあった恋だったのかな。なんといっても、宮崎あおいさんがメガネをとって微笑んだ瞬間にもう、全部包んでしまいたいくらいかわいくて仕方なかった。あの笑顔にかなりの人がときめいたはず。あの１カットが一番のお気に入りです。
　宮崎あおいさんはずっと気になっている女優さんでしたが、出演作を全部観てみたいと思うようになりました。モノローグの声がすごく透き通ってて懐かしくて、それだけで癒されていきます。