ラップランドの3色編み込みのミトン その1。

今シーズンの冬の編み物のラストは編み込みのミトン。私の編みものレベルとしては、またもチャレンジな一品になりました。




北欧のニットこものたち

北欧のニットこものたち

 編みたいものがたくさん載っているこの本から。嶋田先生の本はいくつか拝見させていただいていますが、デザインがかわいいものが多くて、あれもこれもと作りたくなってしまいます。でも、ちょっと難易度は高めなんですよね。今回のミトンもミトンは編んだことがなく、編み込みもしたことがない私にとっては、ちょっと難しめだったのですが、とにかくデザインがかわいくて、作りたくって仕方なかったので、思い切って編んでみました。この本の中には他にも素敵なデザインのミトンや手袋が載せられているので、来年はもうひとつ別のデザインで編んでみたいなぁと思っています。
 まず、苦心したのが最初の「ねじり縁」。
 
 「ねじり縁」というのは、この横の写真の矢羽根型になっている縁のことです。これがもう、ほんとに大変でした。本にも写真付きで編み方が紹介されているのですが、私にはそれでもさっぱりわかりませんでした。最初の1段目が特にわからなくって、お手上げ状態。最初の最初でつまづくなんて…。他の方のblogでねじり縁を編まれている方の写真を参考にさせていただいて、ようやく編み方がわかりました。でも、1段目は本当に自己流。編んでいるというよりも組紐しているという感じで作りました。なので、正しいやり方とは違っているのかもしれません。2段目と3段目はすぐに理解できたので、なんとかカタチにはなったと思います。本に載っている2段目(下から糸を出す)、3段目(上から糸を出す)にすると「>」こっち向きの模様になるので、「<」こっち向きの模様を作りたいときは、2段目(上から糸を出す)、3段目(下から糸を出す)にするといいみたいです。四苦八苦して作り上げましたが、模様が出来たときは、うれしくてたまりませんでした。
 
 やっとのことで「ねじり縁」を仕上げて、ようやく編み込みのスタート。3色で編み込みするのが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。でも、私は編み込みのやり方を知りません。横に糸を渡すというその意味もあまりわかっていません。とにかく3色の糸を図案どおりに編んでいくことにしました。気を付けたのは3色の糸の位置。赤が一番上で青が次、色を一番下にすると決めていました。これだけ決めておけば、裏で糸がからまってしまうこともないみたいです。ミトンなので、すべて表を見て編んでいけるため、糸を裏で渡すこともそんなに気にしなくっても大丈夫のようでした。
 なんでもやってみて学ぶという方法をとっているので、失敗するのは当たり前です。模様のうちで「×」印になってところは糸がかなり横に走ることになって、普通に編んでいるときゅうっと引き締まってしまいます。それがわからなくて、そのまま編み続けていたら、大きく段ができるほどに幅が違ってしまいました。なので、模様をすべてほどいて編み直し。3色編み込みの場合はほどくのもちょっと大変で、3色の糸を同じ段数だけほどかないと、どの段なのかわからなくなってしまいます。いろいろ勉強になります。さて、この失敗の後はなんとか編み進めていくことができました。続きは明日に。