ハワイアンキルト その4。


 昨日の続き。次は落としキルトです。これは青と白の境目にキルティングしていくというもの。境界線にキルトすることで、模様を浮き立たせる効果が出るようです。これは周りを縫っていくだけだったので、わりとすぐにできました。
 そして、最後にエコーキルト。写真だと、青の周りの白い部分に波のようにキルトしてあるところです。このエコーキルトがハワイアンキルトっぽいなぁと思っていたので、密かにこの部分を縫うのを楽しみにしていたりしました。これも上級者はフリーハンドでできるようなのですが、わたしはしっかり図案を書いてから、その上を縫うだけにしました。これは最初の1週目が大変でした。込み入った部分も縫わないといけないし、いきどまりや引き換えしがあったので、思うように進まなかったのです。1週目が終わって、2週目のラインになると一本の線になったので、それからはすいすい進みました。どんどん波ができていくのが楽しい。端の端まで1センチごとにエコーを縫っておしまいです。

 写真は裏からみたところ。当たり前ですが、裏まで縫ってあるので、ものすごいことになっています。裏を見るとどれだけ縫ったかがわかりやすいですね。もう、これでもかってくらいに縫ってあります。ただ、やっぱりちょっとひきつっている部分があるので、初心者だなぁと思いますけど。
 そういえば、このキルティングをするときの最初と最後の玉止めはこの表面の布の中にひっぱっていれてしまうと書いてあったのですが、これがちょっと難しかったです。普通玉止めを表面にしたら、その布は貫通しないもののはず。でも、『強く引っ張って中に入れる』と書いてあるのです。めちゃくちゃチカラを入れて引っ張りましたが、布が破れるのではとヒヤヒヤ。少し小さめの玉止めにすることで、なんとかスムーズにできるようになりました。でも、ちょっとビクビクものの作業でした。
 最後に回りのバイヤスをします。バイヤスは何度もやっているので、お手のもの・・・と言いたいところでしたが、最後の最後で焦ってしまって失敗しました。最後のまつり縫いを青の糸で裏側から行ったのですが、テレビを見ながら調子に乗って縫って縫って、できあがり!と喜んで、表をみたら、その青の糸が表にも出てしまって、見るも無残な感じに。泣く泣くすべてのまつり縫いをほどいて、もういちど、今度は最新の注意を払ってまつり縫いしました。でも、さすがに2回目だったので、すぐにできました。
 というわけでようやく完成です。ハワイアンキルトはほんと時間がかかって、手間がかかっているすごいものだなぁと思いました。私が作ったものは50センチ四方のものだったのですが、これがベットカバーとか大きなものになるとどれくらいの時間がかかるのか想像もできません。ゆったりと作れて、糸と針だけに集中できた時間をすごせたのはいいことだったと思います。さて、完成したのですが、壁に飾るほども自信がないので、ミニコンポの上にかけてホコリよけになっています。贅沢なホコリよけです。